
20代転職者の8割が企業のSNSで応募意欲が増したと回答
「採用にSNSは不要」だと思っていませんか?
その考え、もう通用しません。
SNSと採用に関する興味深い調査結果が公開されたので紹介します。求職者の情報収集の仕方は大きく変化していることがわかります。特にデジタルネイティブ世代にとって、SNSは企業選びの重要なツールになっています。
株式会社リソースクリエイションが20代転職希望者573名を対象に実施した「SNS活用実態調査」の結果をもとに、求職者がどのように企業のSNSを活用し、どんな情報を求めているのかを解説します。
企業選びで重視されるポイント

求職者が会社を選ぶ際に最も重視しているのは「働いている人/社風」(87.6%)、次いで「仕事のやりがい」(75.6%)、そして「給与」(54.1%)でした。
年間休日や福利厚生よりも、どんな人が働いているか、どんな雰囲気の職場なのかが重視されているのです。
では、その情報をどこで得るのか?
答えは「企業のSNS」です。
企業SNSの必要性と求職者の検索行動
調査では 求職者の86.1%が「企業のSNSアカウントは必要」と回答 しており、企業情報を得るために 8割がSNSで社名を検索 していることがわかりました。
検索するSNSは以下の通りです。
✅ Instagram(65.1%)
✅ TikTok(50.8%)
✅ YouTube(20.9%)
特にInstagramは、「写真やリール動画を通じてリアルな雰囲気が伝わる」として、多くの求職者に活用されています。
また、 8割以上の求職者が、企業のSNSを見て応募意欲が増した と回答。
理由としては、
• 入社後の働くイメージがしやすい
• 社内の雰囲気が伝わり、自分と合うか判断できる
• ミスマッチを防ぐ安心感がある
といった点が挙げられています。
ただし,よくある誤解は、SNSを始めたら採用できるということ。企業のSNSを見に行っても,欲しい情報が得られなかったら,それはないものも同然。
応募意欲が増した理由に挙げられているように、
「働く人,組織の雰囲気がわかる」
「社内の雰囲気から,自分に合うか判断できる」
この根拠となる投稿がないSNSでは応募にはつながりません。
ミスマッチは誰のせい?企業は何をすべきか?
企業側は「若い人はすぐ辞める」「採用してもミスマッチが起こる」と言いがちですが、本当に原因は求職者側にあるのでしょうか?
求職者もまた、自分の将来を真剣に考えています。
大切なのは、 企業のリアルな魅力をしっかり発信すること。
どんな人が働いているのか、どんな雰囲気の職場なのかが伝わらなければ、求職者は不安を感じ、応募をためらいます。
SNS広報チームで発信が最強の採用戦略
私は長年、 「広告」ではなく「広報」が重要 だと伝えてきました。SNSはその最強ツールです。
しかも、SNSを活用することで 社内のチームワークが向上する という副次的な効果もあります。
単なる「かっこいいSNS」ではなく、 各部署の代表者が集まり、SNS広報チームとして運用すること をおすすめします。
これにより、採用だけでなく 組織の活性化や人材育成にもつながるります。
無料Instagram講座のお知らせ
これだけ,中小企業もSNSを活用すべきと言い続けてきたので、SNS活用の採用戦略に興味のある企業向けに、 3月に無料のInstagram講座 を開催します。
note読者には、来週前半に先行案内をお送りしますので、興味のある方はお見逃しなく!