『人を応援する』
人から応援されていますか?
私はすぐにYESとは答えられない。
でも応援してくれている人は確実にいる。
ネットビジネスを始めるとき、
数年あっていない友人に、
「ネットビジネスに挑戦しようと思う」
と話をした。
偶然、話す機会があって、
自分への宣言も兼ねてそう言った。
そしたら手放しで応援してくれた。
「困ったら、俺を頼れ。
失敗してもできることは何でもしてやる。」
と。
正直その時は何でそこまで言ってくれるのか分からなかった。
中学校からの長い付き合いの友人だから?
とも考えたがそんなことはない。
私がそこまで言える友人は、
いくら付き合いが長くても数人しかいない。
友人はその数人の中の1人だ。
その友人とは中学校から互いに助け合ってきた。
「彼女にフラれた」
「親とケンカした」
とか学生によくある悩みの相談をしていた。
当時は何でも話せる友人だった。
小さいことばかりだが、
私はそれに助けられたし、
私も友人を助けていた。
そのことに強く恩を感じている。
だから、手放しで応援してくれたのかなぁと考えている。
応援はすごい力になる。
マラソンの時も「もー限界」と感じていても、
「がんばれ!」という応援の声で力が湧いてくる。
だから、応援される人を目指すべきだ。
では応援される人ってどんな人?と思うだろう。
それは他人を応援できる人だ。
困っている人に声をかけ、
手を差し伸べられる人。
そうすれば自分が困っていると、
側に寄り添い、支えてくれる。
私も大学の時に支えてもらった。
そのおかげで今の私があるし、
大学を卒業できた。
サークル内で痴情のもつれがあった。
女がサークル内の男2人と二股していたのだ。
同じサークル内で二股すれば、
いつかはバレるわけで、それぞれいがみ合っていた。
私はその時3人それぞれから相談を受けていた。
そこまで親しくもなく、事情に詳しかったので、
相談するには調度よかったのだろう。
相談と言っても大半はグチを聞かされていたが。
相談を受けるときには、
相手の気持ちに寄り添うように話を聞いた。
だから男Aと男Bには違うことを言っていたかもしれない。
でも、おかしいことには「違う」とはっきり言った。
しばらくすると相談の回数も減って、
いがみ合うこともなくなっていた。
最後には、
「心の整理が付いた。
ありがとう。」
と言われた。
それから1年半ほどして、
躁うつ状態になった。
数人にしか知られないようにしていた。
でも噂は広がるもの。
いつしか先程の3人にも話が伝わっていた。
反応はそれぞれだけど3人とも応援してくれた。
話を聞いてすぐ電話をしてくれた。
気晴らしになればと遊びに誘ってくれた。
愛知から鳥取まで会いに来てくれた。
正直、会いに来てくれたのには泣きそうになった。
無理やりドライブに連れていかれた。
「そんな気分じゃない」
と正直そう思った。
でも車の中で、
「前にこうやって話したよな。
今回は前と逆だけど。」
と言われて泣きそうになった。
とてもありがたかった。
形は違えど応援をしてくれた。
そのおかげで折れずにやってこれた。
私は見返りを求めて相談に乗ったわけではない。
いつか助けてくれるだろうという算段もなかった。
私が見返りを求めず助けたから、
私が折れたときに支えてくれた。
どうしてそんなことができるの?と思うだろう。
特別なことは考えていなかった。
心が折れそうな友人が目の前にいたから、
できることがあるなら力になりたいと感じただけ。
人の痛みや気持ちが分からない人には、
人はついてこない。
相手のためを思って行動すれば、
いつか自分を助けてくれるかもしれない。
情けは人のためならずと言うしね。