愛様の手記⚜️2024年8月上旬⚜️
スマホのフォルダを整理していたら昔作成していた作品が出てきたのでお前らにも紹介してやろうと思う。SMではなく
個人的な趣味の話になるので特に興味なければすっ飛ばしても良い記事ではあるが、お前らが仕えている主人のバックグラウンドとなる思い出や人格を形成してきた過去の話にもつながっていくのだから、選り好みすることなく読むと良い。
わたしが中部地方のとある田舎の市に生まれて、そこは昔からの歴史ある家も多くわたしの生家もそういった種類の家だったことは、過去の記事で紹介した通り。
長男で続いたその家の歴史は400年以上前からもので、庄屋だったり、並行して農業を営んでいたりまあよくある田舎の一族である。
内容がかぶるので簡単に書いておくが、こういう一族だと一家の長(わたしが清家で過ごしていた時期で言うとわたしの祖父)が一番位が高く、権力や実質的なもの、土地や家屋などの財産の名義はほとんど祖父だけのものだった。
祖母よりも長男だったわたしの父が立場があり、父の配偶者であるいわゆる「嫁」の母親の立場は無いも同然だった。
しかし、矛盾するようだが祖母は曽祖母亡き後「女帝」だったし、母ものちにそうなるのだ。
この辺りの感覚は同じような家庭に育った「長女」であれば分かるのでは無いだろうか。
本家の「長子」で、兄弟がなかなか生まれずに「一人っ子」だった「女」のわたしがどんなに持て囃され蝶よ花よとぬくぬく育てられたことか。
甘やかされたという表現で合っているだろうか。
箸の持ち方や姿勢や立ち振る舞い、話し方などの躾こそ厳しかったものの、やりたいことはなんでもやらせてもらえたし、欲しいものはなんでも買ってもらえ、使用人もおりわたしはそれが当たり前だと思って育った。
同じ一族で小さな邑ができているような田舎で、分家に同じ学年の従姉妹がいた。
扱いは全く違った。
それを見ながら育った。わたしは我慢しなかった。
従姉妹は溜め込むタイプで、わたしは遣うタイプだった。
歩む道は違った。
彼女の話もいつか書こう。
幼い頃から好きだったものの一つに絵がある。
わたしはカラフルなものが好きだったので、小学校の時買ってもらったアクリル絵の具を好んでそれからずっと絵を描いている。
絵の種類は超現実世界や宇宙や精神などの、目で見えないものや現象を描くのが好きだった。今もそう。
理系一家だったのや、父親が影響しているのだろう。
父親は祖父ほど商才はなく、また人物としてもイマイチ迫力のない男性であったが旅人気質でロマンチストで無垢というか、どこか魅力のある成人だったと思う。遊びをたくさん知っており、祖父母には「放蕩者だ、家は次男に継がせる」と、父が行方不明になるたびに怒っていたが、親戚連中はみんな自由な父親を憎めずにいたように思う。
この父は研究に没頭して文字通り寝食を忘れてしまう人物で、倉庫や自宅の自室から全く出てこないと皆が心配して覗きに行ったりしていた記憶がある。
肥料の研究をしていて、
その合間に望遠鏡で星を見て
屋根裏で油絵を描いて
などしていた。
父親の趣味で自宅に暗室があったのを覚えている。
父もまた、あの家の長男ゆえにやりたいことにお金を惜しまず使える立場にいた。カメラも趣味だった。
遊んでばかりのような父親だったが彼の畑の作物は安定して収穫でき、亡くなった後肥料に関するノートが出てきて
これがまた緻密で、本人にしか分からないような不思議な書き方のページも多く、突然亡くなった彼に聞くわけにもいかず残された家族や従業員は困ってしまった。このように、情熱がうちにこもるタイプで理系拗らせ男の見本みたいな可愛い父親だった。
ラジオを作ってくれたり、触ると電流が流れる仕組みのをキャラメルの箱に仕込んで遊んだりと子供みたいな一面もあった。
わたしが理系好きなのはこの辺りに由来しているのかもな。
※作品は全て愛の作ったものなので、著作権はわたしのものです。
天文ガイド
トランジスタ
クオーク(現在は廃刊)
ニュートン
父が買っていた雑誌。よく分からない小学生の頃からめくっては楽しんでいた。わたしは今も読んでいるよ。お父さん。
じゃあお前ら。
次はわたしのアクリル画を見せてやるね。
さあ、お前ら。
次は動くやつ見せてやるよ。
これはわたしがとても気に入って、自分のプライベートで壁紙にしたやつ。
タイトルなんかはいちいちつけないんだけど・・・
高次元宇宙に興味があって、つまり理科としたら「物理」が一番好きなわけだけど、理科好きとしてSM愛好家として当然「生物」も興味があるわけ。
それで、そういうものたちの何か美しさを表現したいと思って試行錯誤し、トライアンドエラーを何回も何回も繰り返して作った作品だよ。
痛みを与えてくれる主人などそうそういない巡り合ったなら絶対に逃げ出すなしがみついて捨てられそうになったら懇願しろ
絵や作品には基本的にタイトルはつけないので、ここで紹介してるものの下方に書いてある文字は今この瞬間思いついた記号みたいなもんだと思えよ
明日はまた別のことを思っていると思う。
わたしの子供の頃からの座右の銘は、
「明日は明日の風が吹く」
この記事は、作品を追加してそのタイミングで有料にするつもりです。