現役東大生が東大英語を徹底攻略します

こんにちは、東大文科Ⅱ類1年のLuceです。今回は、東大英語の参考書ルートを紹介したいと思います。「独学で英語の勉強をしたいが、どの参考書を使えばいいかよくわからない。武◯塾のサイトなどで参考書ルートを見ることはできるけども、それが本当に自分にとってベストなのかわからない。」という方も多いと思います。そんな方向けに書いた記事となっています。これを読めば、どうやって東大英語を攻略するか、そのためにはどんな問題集で演習すればいいのか、が大体わかります。微調整は、東大英語の感覚を掴んだ上で各自で行ってもらえると効果が出ると思います。

また、留意点として、早慶やMARCH、旧帝大をはじめ、志望校が東大以外だよ、という方でも大多数が受験で英語を使うと思うので、そういった方にも対応しようと思って書いた記事となっています。他塾のどんな参考書ルートよりも詳しく、英語の各参考書を徹底解説したつもりですので是非読んでみてください。

また、最後の方に、筆者が東大を受けた時にどんな感覚で、何を考えながら受験したのか、当日の感想を交えた記事も書いてあります。当日のシミュレーションに役立つのではないでしょうか。それでは、どうぞ。

英語　入門編(英単語)

まず、英語学習と切っても切り離せないのが英単語。これがわからないとまず英文は読めません。人によっては単語を長文の中で覚える、と言う方もいらっしゃるようですが、私の場合は一冊の英単語帳を一気にマスターしてからの方が効率がいいと感じました。以下、私がいいと思う英単語帳を紹介します。

・鉄緑会　東大英単語熟語　鉄壁

(私が実際に使っていたものです。使い込んで付箋も貼りまくったのでだいぶボロボロですね。それだけ読み込み甲斐のある参考書だった、ということです。)
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Amazon.co.jp: 鉄壁 英単語

脳科学的に一番覚えやすいのはこの鉄壁かな、と思います。(脳科学的、というのは語源だったり、語呂合わせだったり、接頭語、接尾辞などに注目させることで印象に残りやすい参考書になっている、ということです)詳しい内容については内容のネタバレになってしまうので伏せますが、reやexなどの語源や、わかりやすく記憶に残りやすいイラスト、さらには派生の仕組みの細かい記述が丁寧に書かれているため、この英単語帳の言うままに音読し、暗記していけば東大レベルでも語彙で困ることはほぼありません。筆者も塾で配られた比較的薄めの単語帳を終わらせたあとで鉄壁を使っていましたが、東大の二次試験でも語彙では困りませんでした。ただ、鉄壁のデメリットをあえて一つ挙げるとするならば、分厚いということ。網羅性はあるのですが、一通り終わらせるのに早くても3ヶ月ほどかかると考えておいた方がいいでしょう。即効性を求める場合、もしくは中堅大学レベルを求める場合は、次にお勧めするシステム英単語を使うといいでしょう。

・システム英単語　5訂版

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システム英単語<5訂版>

英単語が試験に出やすい順番に整理されており、また分厚くもなく、これ一冊で共通テストレベルの単語力は十分つけられます。なお、英単語はただ読むだけでは覚えにくいです。効率的な英単語の覚え方については私の他の記事を見てみてください。もう少ししたら、書く予定です。(とはいえ、鉄壁に書いてあることの受け売りですが)

・英単語ターゲット1900 5訂版

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英単語ターゲット1900 6訂版 (大学JUKEN新書)

共通テスト〜難関国公立大学レベルまでの単語が網羅されており、1900の見出し語が100語ずつ区切られているため、効率的に暗記できるのが特徴です。この参考書の内容と連動した無料公式アプリもリリースされており、より効率的な学習も可能です。システム英単語とこの本のどちらかを使うといいでしょう。書店で2冊をパラパラとめくってみて合いそうだと思った方を購入すると良いでしょう。私の知人で東大を受けた人の多くがターゲットを使っていた記憶があります。ベストセラーなだけあって、品質は高いですね。

・速読英熟語

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速読英熟語

この参考書は、大学入試の英熟語暗記に最適な一冊です。システム英単語やターゲットで英単語力をつけたらこの参考書で英熟語力をつけましょう。構成としては、掲載されている熟語を含む長文が載っていて、その熟語の意味が次のページに掲載されているという形になっています。

扱われている長文はそれほど難しくなく、それぞれの熟語が文章の中でどのように使われているかを学ぶのに最適です。

この熟語集の利点は、大学入試に必要な英熟語を網羅的に暗記できるだけでなく、長文部分を使って英語の読解速度を上げる練習ができるというところです。この本をしっかりマスターすれば、共通テストのレベルにも十分対応できます。

・英単語Stock4500

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英単語Stock4500

国公立2次試験レベルまでが網羅された英単語帳です。最新の入試データを用いて選別された、基本的な1645語、出題急増中の310語、出題される可能性が高い200語が収録されています。文法・読解・4技能の3パート構成で、入試で問われやすいポイントを確認できるのも特徴の一つです。有名講師の関正生さんが執筆したということで、信用できる単語帳です。とはいえ、鉄壁の方が国公立大学の受験には向いていると思います。学校ですでにこの参考書が配られた場合のみ、Stockを使うというのがいいのではないでしょうか。あくまで私の主観ですが。

・話題別英単語　リンガメタリカ

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話題別英単語リンガメタリカ[改訂版]

これは早慶レベルまで語彙力を引き上げたい人が使うべき単語帳です。私は東大一本で受験したためリンガメタリカは使っていませんが、業界内での評判は良いようです。理科Ⅲ類に受かったベテラ◯ちさんも使っていたとか。

英検1級でる順パス単 5訂版

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【音声アプリ対応】英検1級 でる順パス単 5訂版 (旺文社英検書)

これは早稲田の商学部に合格した友人が使っていたものです。有用ではありますが、正直シス単や鉄壁をやれば英検準1級レベルの語彙は身につくかと思いますので、余裕があれば辞書がわりに使うと良いかと思います。国公立志望なら使う必要はないでしょう。東大・京大を始めとした国公立大学を目指すなら鉄壁がいいのではないでしょうか。難関私大を狙うならこれを使うのもアリですね。

単語帳については以上です。ここまで読んでみて、最後まで読みたいと思った方は是非この記事をご購入ください。