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東大入試 古典(文系)の攻略法・使っていた参考書

(今から書くのは一個人の意見であり、世の受験生全員に当てはまるとは限らないことを先に申し添えておきます。)
さて、曲がりなりとも東大文科Ⅱ類に現役合格した私が使っていた参考書をお勧めする理由とともに公開したいと思います。また、東大以外の大学を目指す人にも参考になる記事かと思いますので是非最後まで読んでみてください。

古文・初心者編

・マドンナ古文



これは導入に最適です。わかりやすい説明に整理された図表...文法の基礎はこれでOK!230と書いてありますが、本書に掲載されている関連語や重要語句を加えると、約380語が収録されています。加えて、現代語で例文が示されていたり、オールカラーのイラスト入り単語カードが付いているなど、とても使いやすいです。
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・マドンナ古文単語230



国公立レベルの単語はこれ一冊でかなり網羅できます。記憶のコツとしては、寝る前に一回読み、起きてからもう一回読むというのが効果的です。これは脳が長期記憶に特化するのが夜だからです。あの有名な漫画、「ドラゴン桜」でも同様のことが言われています。
ただ、既にゴロゴを始めとした他の単語帳が学校で配られたりしている場合はまずその一冊を仕上げていきましょう。前述した通り、夜、寝る前に音読すればどんな単語帳でも覚えられます。
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古文 演習問題編

・古文上達 読解と演習56


レベルとしては入門編、基礎編、演習編の3部構成となっていて、古文の基礎的な知識を身につけながら、実践的な問題を解けるまで実力をステップアップさせることができます。マドンナ古文などで基礎固めした後の演習にピッタリだと言えるでしょう。演習問題の解答は別冊になっていて、非常に詳しく書かれています。その為、疑問を残すことなく進めていくことが出来ます。ただ、問題集全体の難易度は高めで、センター試験で8割程度取れる人でないと難しいと感じるかもしれません。めげずに取り組むのが大事でしょう。
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・古文上達 基礎編 読解と演習45



タイトルの通り問題が45題載っており、文法を身につけたばかりの人が共通テストの演習をする前にして欲しい問題集です。古文上達 読解と演習56が少し難しいと感じたらこれをやるのもありでしょう。この本では古文の演習問題に対して解答を作成する際に必要な基本事項がまとめられていたり、実際に問題を解く際に便利なテクニックまで教えてくれていたりするため、演習に最適だと言えるかもしれません。
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古文・漢文 過去問対策編


・共通テスト過去問レビュー

一通り演習を積んだら、早速共通テスト・センター試験の過去問に挑戦してみましょう。共通テストの中にはセンター試験で何度も出題された重要問題がまた出題される可能性があります。問題を解き終わったら解説を熟読し、満点が取れる、そして何故その解答になるのかを自分の口で説明できるまで理解できれば共通テストは怖くありません。
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・鉄緑会 東大古典問題集

見た目通り、かなり重厚で質も高い問題集です。東大の過去問演習がメインです。正直言って、これより東大入試に特化した古典問題集を私は見たことがありません。10年分とは書いてありながら他に類を見ない圧倒的な解説の量と質、解答編に収録されている古文の基本的知識の網羅性は他の参考書の追随を許しません。少々値が張りますが、それに見合う価値のある最強の問題集です。ただ単に赤本27ヶ年を買うよりはこちらの方がいいかと思います。
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さて、まだまだ他に古文の参考書はあるのですが、あまり多くの問題に手を出すのは「一冊の参考書を完璧にする」という最短攻略法から逸脱してしまうため、古文の参考書紹介はこれくらいにしておきたいと思います。では次に漢文の参考書を紹介します。

漢文 入門編

・漢文ヤマのヤマ パワーアップ版

漢文でまず何をすればいいか、ということを教えてくれる本です。レ点から「蓋し」など普段は触れないものまで、網羅的に扱っている参考書です。著者自身が「2週間すれば覚えられる」と言っている通り、短期間で仕上げることができるのも魅力。重要な句形やセンター試験に頻出する必須漢字を選んでいる点では、『早覚え即答法』と似ていますが、『ヤマのヤマ』はより理解に重点を置いており、解説も非常に丁寧です。実際に私も2週間かからずに知識を吸収することができました。
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漢文 演習問題編

・ 得点奪取 漢文

国公立大学の2次試験対策をしたい方におすすめの本です。収録されている問題は記述式のものが中心で、漢文の内容自体はそれほど難しいものではありません。文章を読んでいてつまずく部分があるようであれば、基礎力が不足しているので、ヤマのヤマをもう一度復習してみましょう。また、記述式の問題は答え方が一つではないため、自分ではどのように勉強したらいいのかわからないかもしれません。しかし、『得点奪取 漢文』では、詳しい採点基準を含めて丁寧に解説されており、独学で記述式対策を行うことができます。現代語訳の問題も含めて、漢文の記述問題の対策を完成させることができるでしょう。
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・マーク式基礎問題集 漢文

『マーク式基礎問題集 漢文』に収録されているのは、センター試験や入試に近い形式の典型的な問題です。基本的な知識があればそれほど難しくはありませんが、入試の過去問を解いたことがない人にとっては、十分な練習になるレベルだと思います。漢文の問題は、最初に漢文で書かれた内容を、注釈や問題文に書かれた内容をヒントにして解決するものが多いです。そのため、初めて目にする漢文をきちんと読んで意味を理解するスキルが必要になります。『マーク式基礎問題集 漢文』で問題演習ができたら、あとは志望大学の過去問や共通テスト・センター試験の過去問を繰り返し解くのがおすすめです。
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・漢文 (河合塾SERIES―入試精選問題集) 

『入試精選問題集漢文』では、ハイレベルな漢文の問題が全部で30題も収録されています。そのため、漢文の難問を解くための力を身に付けるには、『入試精選問題集漢文』に載っている問題をきちんと仕上げるだけで十分だと思われます。なお、30題は難易度が低い順に並んでいて、最初の方は比較的簡単な問題、中盤が標準的な問題、最後に難しい問題という順番になっています。『入試精選問題集漢文』に取り組む際には、最初のページから順番に解いていくようにしましょう。また、分からない問題や間違ってしまった問題については、解説を熟読しておいてください。
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あとは前述の東大古典問題集と共通テスト・センター試験の過去問で十分かと思います。また、語呂合わせが好きだという人は、下のゴロゴでもいいのではないでしょうか。


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以上で終わりになります。質問などありましたらコメントでお気軽に質問してください!

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