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静岡市歴史博物館は地域を盛り上げる拠点

大河ドラマ『どうする家康』は信長が討たれたとこでドロップアウトしちゃったけれど、『真田丸』は好きだったから家康については、私的にはまぁまぁ把握。
そんな私が行ってみた。


開放的な建屋

まず、目を引くのが博物館らしからぬ開放的なデザインの建物です。

正面がガラス張りで中が丸見えだし、一回の展示室の壁もガラス張り。
その為、一階の展示品は全て模造品。

また、開放的にしているデザインになっているもう一つの理由が一階の大半を占める家康時代の道の遺構の展示です。
この遺構の発見で開館が遅れ、奇しくも「どうする家康」の放送と同じ2023年開館になったそうです。

オープンな講演会場

このデザインってことは無料開催ってことなんですね。
参加者目線で言うと、参加しやすそう。

収蔵品は、、、イマイチ

今川義元から贈られた家康所用甲冑「紅糸威腹巻」は模造品。
関が原で真田幸村に追い詰められて倒れた馬印も模造品。
建物の構造上、一階の展示品が模造品なのは仕方ないとしても、他のフロアの展示物も模造品しか無いなーって。
実物の展示で印象に残ったのは家康の肖像画ぐらいかな。唯一ってぐらいの本物の収蔵品でした。
でもこれって、家康を描いた絵であって、家康本人が使ったものとかではないんですよねー

収蔵品はこれから時間とお金をかけて収集されると、、、今後に期待!

歴史観光案内コンシェルジュ

1階の無料エリアに歴史観光コンシェルジュが置かれていることがここの最大の特徴だと思います。

歴史に詳しくなったら、その舞台の場所に巡礼したくなっちゃうよね。
その相談に乗ってくれたり、ツアーをしてくれるらしいです。

ざっと見学した感じ、学校団体や地元民向けの講座歴史観光案内博物館業務をメイン業務としており、講座と歴史観光に注力しているんだなという印象を受けました。
博物館業務をおざなりにしている訳ではなさそうですが、業務の注力具合には勾配があるんだろうなって思いました。
そうすると収蔵品がイマイチなのも納得。

ただ、なんか見れるかなーって期待して訪れた一般観光客としてはもうちょっと収蔵品を充実させて欲しいんだけど。
漠然と「静岡で歴史関連観光をしたいなー」と思ったら、静岡市歴史博物館に相談しに行こう!

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