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ピッチ放水中キックオフ待つ日焼

一句一遊『サッカー吟行で一句』第1週金曜日に読まれました。季語は「日焼」夏です。
毎年、FC今治応援企画としてこれが兼題になるのですが、想像だけでは上手く詠めず、いつも諦めていました。テレビ中継でならば数え切れないくらいサッカーの試合を観ているけど、この機会に地元のスタジアムまで出かけてみようと思い立ち、試合日程を検索しました。なんと、投句締切よりも前に天皇杯一回戦でFC今治が試合する、しかもニンジニアスタジアムで!よぉしっ、吟行するぞ~!と大喜びで出かけました。
開場からキックオフまでかなり長い時間とってあるのは、会場に着いてから皆さんお昼ご飯を召し上がるのですね?私はスタジアムの近くにあるファミレスで済ませてしまいました。ちょっと手持無沙汰だけど、日陰の席も取れたし、まあ吟行だから、のんびりいろんな物を観察していました。
ニンジニアスタジアムへ初めて行って驚いたのは、風が本当に心地よいということ。5月21日でしたので、快晴の青空が実に美しい・・・これも出かけてきたからこその気づきだなぁと思っていたら、ピッチに長いホースを持った人々が現れて、放水を始めました。青芝がどんどん濡れていきます。もうビッチャビチャに。なんでこれほど放水するのか、わけがわからず検索したら、ボールが滑りやすくなるんですね!水を撒くと。試合展開がスピーディーになるんですね!なるほど~。
そうこうするうちに、向かい側に陣取ったサポーターの皆さんが、太鼓をたたき、大きな声で歌い始めましたよ~。おぉ~~~、あんなに日が当たる暑いところで、凄いな、皆さん!めちゃくちゃ日焼けするよね?試合が始まると、ますますその声と太鼓の音が大きくなって、もうずーーーっとずーーーっとチャント!凄いスゴイ!試合の内容よりも、むしろそちらに気を取られてしまいました。
FC今治が勝利をおさめて、試合は終わり、吟行句は全部で16句。そこから3句を投句して、うち1句が金曜日の一番最初に読まれたわけです。試合が始まるまでを詠んだ句が意外と少なかったのかもしれませんね。スタジアムまで出かけて、素直に驚いたことを句にしたのがよかったのだなと思いました。
サッカーのシーズンはまだまだ続きますから、折々出かけて行って、来年用に句を詠み溜めておけたらいいのですが・・・。ともあれ、苦手意識をもたずに、何でもチャレンジするって大事です。今回特に、挑戦することの重要性を再確認しました。次は躍動感あふれるプレイを名句にするぞっ!

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