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北海道神宮へ


 今年度を見守っててもらうために、先日北海道神宮へお参りに行ってきた。

 北海道神宮には何度か来たことがあるのだけど、雪の残るこの季節に来るのは初めてで新鮮だった。

 1番初めに来たときは、5月の桜の季節で北海道神宮のとなりの円山公園にあるたくさんの桜や梅を楽しんだのだけど、当時はそこらでみんなジンギスカンを食べていて、

北海道の花見は、羊の香り。

というファーストインパクトを受けた。
 コロナになってからはそれができなくなってしまったようで、なんだか少し寂しい。



 北海道神宮は、ずっと変わらない。

 北海道に杉は自生しないが、立派な杉が植えられていて、重厚で悠然としていて、空気が澄んでいる。
 ジンギスカンの香りも、境内に入れば浄化される。そんな雰囲気。


 今回も神様に何度目かのご挨拶して、おみくじを引いたのだけど、海にまつわる言葉が書いてあって心動かされた。

波のおと 嵐のおとも しずまりて
日かげのどけき 大海の原


 私の名前の「入波」にちなんでいるようで嬉しい。入ってくる波が穏やかで、そして大海原の波となれますように。



 そして、北海道神宮に来たら必ず食べるものがある。

 それが、六花亭 神宮茶屋店の「判官さま」

 餡子の入ったお餅を焼いて、外は少しパリッとしてて、なかのお餅はよく伸びる、熱々の美味しい甘味。

六花亭 神宮茶屋店の「判官さま」

 私が友人に連れられて初めて食べたとき、北海道っていいなあと思った記憶がある。

 北海道でもここでしか売っていないようで、ご当地グルメと言った感じかも。


 あと帰りに境内を歩いていると、しめ縄がされている御神木に出会えた。

御神木(柏の木)


 温かみのある夕日が差し込む時間帯だったので、茶の色が柔らかくてとても良かった。

 まだ新緑の季節ではないから、幹のうなりや枝の細やかさが露わになっていて、この柏が生きていることをひしひしと感じて思わず立ち止まってしばらく眺めてしまった。

 そういえばずっと前に「名前に柏という字が入っているので、柏と呼んでください。」と言った人がいたのだけど、元気にしているかな。

 またあなたが葉に茂らせる季節に会いに来るね。

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