心のままに歌うにはどうしたらいい?
最近、歌を歌っていて、練習していて、もどかしいと思うことが多い。
それは自分の歌声が、自分じゃないと感じるから。
自分の歌声を録音して聞くと
歌詞の言葉や息遣いや、そういうのから感じる雰囲気が私の心のままではないと思ってしまう。
この前、私は「人前で歌うこと」にもう一度向き合うとを決めたのだけれど、
(そのお話はこちら)
それは私の歌を聴いてくれる人が
何かを感じてくれて
そうして私のままで良いと言ってくれる人と出会いたい。音楽をもっと愛したいと思ったから。
私の歌を聴いてくれる人との間には
取り繕ったものはいらない。
だからこそ「自分の心のままに歌いたい」と
つよく思う。
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少しずつ、レッスンで習ったことを練習して、声が出るようになったり、お腹や息の使い方をコントロールできるようになったりしてはいるし、
それでも技術的に未熟だから思うようにいかないことが多いのは分かっている。
でもこれは技術的なことはまた違うのかなと思って……
歌うときに
『下手でもいいから、そのまま声になって。
お願いだから。』
そうして歌うのに、心が声音にならない。
もどかしくて悔しくてどうしたらいいか分からない。
(音楽に向き合うとき、もどかしいと思うことが多い気がする)
以前、SKY-HIさんとちゃんみなさんの
"No No Girls"というオーディションを開催するにあたっての対談を見たときに
ちゃんみなさんが、歌に対してこんなことを言っていた。
いまその言葉が、私の気持ちを鼓舞してくれている。
そして彼女の言葉を自分に落とし込もうとしたときに思う。
私はもう十分に、自分に向き合っているはず。
ただその自分の人生を、自分自身を、声に乗せるにはどうしたらいい?
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結局、原点回帰してしまったけれど
内向的で自分の複雑性にずっと向き合っていて
私自身のことが分かっているからこそ
今の歌声が私ではないことが分かっている
という感じ。
そうやって、ずっと自分の持っている矢印を内に向けてきたから
急に外向きにしてあなた自身を見せてと言われたら上手くいかないのもそうなのかもしれない。
臆病で柔らかい心をそのまま見せるとこに
強い心が必要だなんて。
心がふたつないといけない。
でも、
「人前で演奏することに向き合う」
と決めたときに、私は
「音楽の苦しさと向き合う」
という覚悟も一緒にしたのだ。
それは決して外に向けたものではなく
私の内面に向けた覚悟だから
変わろうとしている、変わりつつある私の内面は、いま私が思っている私ではないのかもしれない。
もしかしたら、私の声にはすでに強さや覚悟がはらんでいて、弱さと強さの間で安定していないのかもしれないと、書きながら思った。
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それでもやっぱり、
心のままに歌うにはどうしたらいい?
と思う不安は、まだ柔らかい私のままだ。
だからどうか
あなたが思うことを教えてほしい。
心のままに表現するあなたに。
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