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国語力が可視化できる読書指数®診断テスト

10月にオランダではじめて「ことばの学校」が主催する「読書指数診断テスト」が実施され、結果が戻ってきました。


読書指数診断テストとは?

読書指数診断テスト」は、神奈川県の進学塾、国大Qゼミを運営する理究が主催する、国語力を測るテスト。
国語の力の基礎をなす「語彙力(ことばの力)」と「読書速度(正確に読む速さ)」に焦点を当て、偏差値とは違う尺度で子どもの国語力を客観的に測るテストです。
春と秋の2回実施され、定点観測することで子どもの国語力の成長を数値で見ることができます。

テストの内容は?

テストはA、B、C、D四つの項目で構成されています。

Aテスト - 推定語彙量診断

小学1年生から中学3年生までの語彙が網羅されたテストで、子どもの推定語彙量を判別します。
子どもが属する学年の標準語彙量より多いか少ないかがわかり、小4時点で25,000語 / 中学レベルの語彙を持つお子さまは、かなり高い確率で超難関校に進学するそうです。

読書指数診断Aテスト

Bテスト- 学年別語彙力診断

小学2年生から小学6年生までの教科書に出ている語彙から10問ずつ出題され、子どもがどの学年相当の語彙力を持っているのかを判別します。
海外に出たお子さまは、日本を出た時の学年の語彙力で止まっていることが多く見受けられます。
この数値が出るおかげで、どの学年からやり直せばいいのかよくわかり、今後の対策が明確になります。

読書指数診断Bテスト

Cテスト - 分野別語彙力判断

敬語、ことわざ、外来語などの分野ごとのことばの豊かさを算出します。Bテストと同じく、どの分野を強化しないといけないのかが明白になります。

読書指数診断Cテスト

Dテスト - 読書速度診断

子どもの読書速度に加えて、長文の理解度がわかります。速く読むだけでなく、理解度(正答率)が重要とされ、早さと理解度をどのように伸ばしていくかの対策が可能になります。

読書指数診断Dテスト

正直な感想、「助かった!!」

わが子を含め、オランダ在住の日本人子弟が受験し、12月上旬に結果が出ました。
それぞれのお子さまの結果を受け、それを見たときの正直な感想は「助かった!!
なんせ、この教室を始めてから子ども達の国語力がどこにあるのか想像の域を出なかったのですが、このように細かに数値化して可視化されることによって、お子さまごとに対策を練ることができます。
また、このテストを定期的に受験することにより、どれだけお子さまが成長しているのかを、きちんと数字で追うことができます。
また、子どもたちの数値を見ることができたからこそ、ディベート教室を始める事ができました。

MBAで嫌というほどたたき込まれた定性と定量。教育で定量データが可視化できるのは、感謝でしかありません。


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