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大切にしたい、愛しき「作業スペース」

この記事でも書きましたが、
最近は、とあるプラットフォーム型の団体の、拠点となる移転先を探しています。

産学官民、老若男女、多彩な会員が集う場所です。

やっぱりまちの中心地が良いとか、
交通アクセスの条件は必須だとか、
やっぱり賃料がいくらだとか。

みんなで探してこようということになりました。
次の委員会のときには、それぞれの提案を持ち寄って、最終判断ということになります。


昨日も2時間ほど、街なかを見て回りました。

街なかの好立地な場所でも、シャッター、空きテナント。物件だけなら数多とあります。

ぼくも生まれ育った大好きな街。
人通りの多いところも、裏路地も、古びた商店街も、華やかな繁華街も、オフィス街も、
どこもかしこも、思い出がたくさん。

ちょっと切なくなりつつも、
ベストな場所を探します。

それでも、、、、
なかなかココ!というところには出会いません。


小倉駅前、超一等地の、全国規模の某金融機関のビルです。
上の方の階に、コワーキングスペースがあるとのことで見学に行きました。

とってもカッコイイ!!
めっちゃステキ!!
こんなところで仕事してみたいなぁ。。。という憧れです。

個室のような空間が何部屋もあって、
2人用や3人用という部屋もあります。
共有部分も自由に使えたりとか、スタイリッシュな感じです。
小倉駅でお客様を出迎えて、こちらにご案内という流れ、めっちゃカッコイイ!!

値段もやっぱりお高いのですが、手の届かない金額ではないという設定。

この団体では無理でも、いつか、ぼく自身やウチのNPOでも!、、、、そんな夢も抱きます(笑)


先方の応対いただいたスタッフさんがこう尋ねます。
『どんな場所をお探しですか?』

そう問われて、
ん〜、そうだなぁ。散々議論してきたけど、特にスパッと言える言葉に整理できてませんでした。

頭の中で、ぐるっと思考整理したうえで、とっさにこう答えました。

ぼくたちの考えている『拠点』としては、3段階あります。
①1〜2名のスタッフが常駐できる事務所的な拠点
②10人程度のメンバーが集い話し合いなどが自由にできる拠点
③数十人規模の小さなイベントやワークショップができる拠点

これまで居た拠点は、ありがたいことに、①〜③をいっぺんに一括にその場所で叶えられていました。

とは言え、③までを含むと現実的に難しいから、①と②が理想です。

そのコワーキングスペースでは、
①はもちろんのこと、②にふさわしいスペースも一箇所あります。しかしながら、時間単位のレンタル的な感じです。


引越先探しは、この辺でタイムオーバー。

次の約束へ向かいます。

今度は、小学校のPTAの話し合いです。

PTA会議室に向かいます。
先に到着していた共同代表が既に作業を始めておられました。

PTA会議室は、教室の一室を使用させていただいているような空間です。
校舎の一番上の階。2棟あるうちの、職員室からすると一番遠い場所です。

階段を登ってくるお母さん達の息はあがっています(笑)

ちょっと先生に確認してくるって向かうにも、めっちゃ遠く感じます(笑)
利用するには便の悪い場所とも言えますね。


これからの総会や、お楽しみ企画について話し合うのがこの日のテーマです。

とは言え、地域のパトロールのプリントを各家庭に配布するため、話しながらも手を動かしながら、プリントをホチキス留めしていきます。

みんなでひとつの大きなテーブルを囲んで、作業しながら、話をしながら。
メンバーが揃うまでは、各家庭でのお子さんの近況など、雑談しながら作業をしていました。

手仕事が終わった後は、A3用紙を真ん中において、議論を可視化していきました。

夕方の時間がタイトななか、多くのアイデアが出て、建設的に、前に、企画が進んでいきました。

ぼくもその後、慌ただしく体育館にバスケに行きました。


バスケが終わったら、帰って夕食です。

そうこうしている間にも、
LINEやメッセンジャーで次々と情報が共有されていきます。
すぐに見れてないし、ぼくも返答しても、皆さんからのリアクションは、当然、少し遅れて届いています。


ふと、思いました。

やっぱり、集まれる『場所』がある。
これがいかに大切か。

先ほどの3段階の拠点で言うと、②番目。
少数であっても、複数人が集えて、一緒に作業などができるスペース。


ウチのNPO法人の拠点は①のみです。
見に行ったカッコイイ、コワーキングスペースも基本的には①のみ。
コロナ禍やオンラインの普及。テレワークなど、個単位の働き方や作業効率は、格段に改善されています。

話し合いや会議においても、オンライン会議が主流になりました。
わざわざ時間とって移動して、集まらなくても上手に話し合えます。
リアル会議であっても、参加できないメンバーへの配慮で、ハイブリッド形式で行うのも当然になってきました。

でも、
こうして、集える場所。
一緒に作業できる場所。

こうした空間がとても大切です。


ウチのNPO法人でも、近く、総会を開催します。
その後は、みんなお待ちかねの飲み会付きです。
リアルに集いたいんです。

また、コンテンツづくりをみんなで一緒にしたいなぁ。
ご寄付をくださった皆さんへ、御礼状の発送するのに、昨年度はみんなで作業したなぁ。

そんなことを考えていたら、
ただ話し合うだけじゃなくて、『作業スペース』を望みます。

これまで、会員であるウチも当然のように使わせていただいていたスペース。
これが無くなります。

現実味を帯びてきたときに、とたんに切実さが増してきます。

あの、愛しき作業スペースは、もうありません。

みんなが雑談しながら、
一緒に手を動かしながら、
ときには真剣にホワイトボードに向かって議論できるような、
そんなPTA会議室のような、
愛しき空間を、探しています。

これからつくっていきます。



今日もご覧いただきありがとうございます。
貴重な時間のなか、この記事をご覧くださってありがとうございます。


冒頭のイラストは、朱夏|noteさんの作品を使用させていただいています。
いつも、ありがとうございます!!



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