燃え上がりと燃え下がり。炎上とムーブメント。
先にお詫びしておきます。
今日の話は、特にオチもないですし、抽象的な話ばかりです。
ご了承ください。
昨日、北九州市小倉南区の平尾台で、野焼きがありました。
春を告げる風物詩です。
ぼくも仕事で関わっていました。
これが早朝の段階です。
雄大な景色です。癒されます。
そして、野焼き後にはこんな感じです。
同じところから、ビフォーアフター。
さて、早朝から、日暮れまで、この野焼きの警備に従事していました。
見物される皆さんと一緒に段々と焼けていく山を見つめていました。
そこで今日の話題です。
まだ、特段頭が整理できてないんですが、書き進めていきます。
まず、ご覧の皆さんに問いです。
『山を焼く』っていうと、どうやって焼くと思いますか?
どうやってというより、どんな方向性で?
平尾台での野焼きは、安全を期すために、
『上から』焼いていきます。
上の写真の次が、下の写真です。
上から、下に下にと燃やしていきます。
防火帯に沿って、着火隊の皆さんが、上から火を点けていきます。
メラメラと草が燃えるのですが、段々と『燃え下がり』ます。
これは、燃やすことだけを考えると、実は、とっても非効率なんです。
というのも、火は下から上に上がっていく性質があります。
もし、下から火を点けると、瞬く間に山全体が燃えるでしょう。
ぼくも以前に、一度だけ、野焼きの『燃え上がり』を目の前で見たことがあります。
急な風が吹き、火種が下の方にポンと落ちたんでしょう。
上へ上へと一瞬のうちに燃え広がり、『炎の竜巻』ができました。
まるで竜のごとく、回りながら、一瞬のうちに峯まで焼いてしまいました。あやうく防火帯を飛び越えるところでした。
『火災旋風』って言います。
何時間もかけて、じわじわと焼いていく燃え下がりに比べ、燃え上がりはホントに一瞬です。
ちなみに、北九州市消防局の歴史の中で、火災による唯一の殉職事故は、野焼き従事中によるものです。とても恐ろしい現象です。
なので、安全を期して、非効率な『燃え下がり』で燃やしているんですね。
そんなちょっとした話題でした。
今日もご覧いただきありがとうございます。
って終わっても良いような気もしますが(笑)
せっかく、終日、寒い山頂にいて、やたらと天気が良く日焼けして、思いっきり花粉症が発症しながらも、
燃え下がる炎を見ながら、色々と考察したんで、とりとめもないことを、もうちょっと書きます(笑)
万物は上から下へ
この地球上の物は、全て、上から下へと流れる・落ちるようにできています。
リンゴが木から落ちる様子を見て、『重力』という概念を思いついたそうですが、
どデカ過ぎる地球への引力で、物が下へと落ちます。
雲の雨粒も上から降ってきます。
川の流れも上から下へと流れていきます。
飛び上がっても下へ落ち、着地します。
高く打ち上がったホームランボールも、放物線を描きつつ、落ちていきます。
この自然の摂理の中に、ぼくたちは暮らしていきます。
高くまで持ち上げて手を離すと『位置エネルギー』となり、下へ落ちていきます。それを運動に変える『運動エネルギー』を上手く使っていきます。
この重力のメカニズムを上手に使うことで、色んな工夫がなされています。
また、上から下へ流れ落ちていく様は、時間の進行とも似ているのかなと思います。
立ち止まっていたって、先へ先へと時間は流れます。
何も進歩しなくたって、社会や時代は進んでいきます。
行き交う年もまた旅人なり、です。
この、自然に落ちていく、また自然と流れていく、という摂理・原理をもっとハッキリとイメージして、何かに応用できないかなぁと頭を巡らせています。
燃え上がり
万物は上から下へと行くはずなのに、
炎や煙は、なぜ上に上がるのでしょう?
逆説的ではありますが、これもまた重力の関係性です。
結論的に言うと、『周りより軽い』ために、相対的に上に上がっていくように見えます。(上がった分だけ、どこかで何かしらが下がってきます。これが「高気圧」の仕組みですね)
ちょっと余談ですが、京都アニメの火災の教訓のように、煙は驚くほど一瞬で上に昇ります。火災から身を守る術ですので認識を。各家庭においても住宅用火災警報器も設置が義務付けられています。そういうことです。
この『燃え上がり』を見つめて、真っ先に連想したのが『炎上』です。
SNS社会において、『炎上』は日常茶飯事ですね。
SNSの中だけでなく、社会課題や政策課題として炎上することもあります。
自然の摂理とは反対に、炎上の仕組みは、人間の感性が混じるために起きますよね。
ちょっとした火種が、色んな人が共感することで、炎上していきます。
炎上という言葉では悪いイメージですが、
『バズる』
『ブーム』
『流行る』
ということも同じですよね。
刺激的な何か最初のモノがあって、
ちょっとしたことでも共感を生み、
その共感が別の人の共感を生み、
色んな角度からその情報を見聞きしたときに、もうブームになっています。
『ムーブメント』ですね。
この、共感から共感を生んでいくことで、上昇気流が生まれていきます。
このイメージを描きながら、何かに応用できないかなぁと頭を巡らせています。
自由対流高度
その、炎上や、ムーブメントのことを考えていたら、この考え方に行き当たりました。
『自由対流高度』っていうのは、雲のメカニズムのことで気象の学問です。
何らかの外力・要因で、ある程度の高度まで上がれば、
それから上は、勝手に上昇していくというものです。
もくもくと入道雲が湧き、上の方が、どんどん成長していく様をご覧になったことがあると思います。
あんな感じです。
ぼくの尊敬する友達が、営業関係の仕事に転職しました。
最初はお客様の獲得なんかで、日夜、挨拶まわりをしていて、とても大変そうでした。そんなことがずっと続くんじゃないの?と心配しました。
しばらく経ってから、どう?落ち着いた?と聞くと、随分とお客様は定着してくださり、先輩たちが言うには、お客様が次のお客様を呼んでくださるところがあるんだそうです。そこまで達すると良いねって次の目標を教えてくれました。
まさに、自由対流高度のことと同じだなぁって思いました。
先日、とある本にこんなことが書かれていました。
「本当の金持ちは、あくせく働いたりしない」という記事で、あくせくどころから走り回っても全然儲けないぼくは、この記事に釘付けになりました(笑)
きちんと、お金が儲かる人っていうのは、黙っていてもちゃんとお金が自分のところに入ってくる仕組みをつくっている。という話でした。
特許や、不動産や、株の運用など、イメージができるものもありますよね。
会社経営もこうした観点が必要なのかもしれませんね。
別に、金儲けがしたいわけではないんですが、
この自由対流高度のイメージと、先ほどのムーブメントへと繋がっていくこと。
いま、ここまで頑張ったら、上昇気流が自然とわいてくるはずだって、そんなイメージを膨らませていきたいなぁって思いました。
あくまで、自然の摂理は上から下へ。
時間や時代や、川の流れのように、上から下へ流れます。
人の、感性や共感が混ざり合うとき、
自然のメカニズムに反して、社会的な上昇気流が生まれます。
気持ちを寄せ、共感を呼び、人が集まり、想いを結集して、上昇気流のムーブメントを生み出していく。
そんなイメージを描きながら、何かに応用できないかなぁと頭を巡らせています。
はい、
ほら、
何の結論も無い(笑)
とりとめもないことでしたよね?(笑)
それなのに、ここまでご覧いただき、ありがとうございます。
きっと、ぼくの頭の中の連鎖反応ではここまででしたが、これに連鎖して、ピーン!とこられている人もいるのでは?
何かアイデアがあったら教えてくださいね。
もし、この記事がきっかけなら、ぼくの特許ですからね!ちゃんと特許報奨金をぼくに・・・・(笑)
今日もご覧いただきありがとうございます。
<1年前の”今日”の記事★>
脳内ディベート!
今日の記事でもそうですが、こんな『議論』がぼくの頭の中ではいつも繰り広げられています。きっと二重人格です(笑)
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