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災害で表面化する『子どもの居場所』小学1年生プロブレム

ようやく大雨警報も解除となり、避難情報も解除されました。
今日は、いつもどおりに学校があります。

昨日は、北九州市内の学校は、急遽変更!!が相次ぐ対応となっており、SNS上でもとても話題になっております。

たしかに、予測しづらい雲行きで、北九州に限らず、九州全体として、想定を超える災害となっていきました。

そんななか、朝、急展開で、避難指示や、近隣の特別警報が発令されたことにより、対応が変化していきました。

当初は、10時半頃の遅れての登校を示されました。
我が家も、妻から子ども達へそう念押しして、ぼくは先に、妻は後から出勤しました。

とは言え、展開が変わりました。
やっぱり『休校』ということになりました。

こんな大雨のなか、学校に行くはずだった子どもが、家に居るということですから、各保護者は対応が大変だったろうと思います。

我が家においては、
『4人兄弟で助け合って過ごしなさい』と言っておきました(笑)
小学生から高校生まで、こういうときに兄弟が多くいるのは良いことですよね。

そして、家に子ども共有のケータイも置いています。
何かあったら連絡しなさい、と。

そして、急遽、家で食べることとなったお昼ご飯の指示も、ケータイ越しに遠隔操作です。


我が家はありがたいことに、
ぼくも妻も、実家にそれほど遠くなく、いざ、両家の親(子ども達からすると祖父母)を頼ろうと思えば、対応してくれる存在です。
とてもありがたいです。

子ども達が幼いときは、
風邪をひいて預かってもらったり、
仕事の都合で保育園などのお迎えに行ってもらったり、
臨機応変に子育てをともにしてもらいました。


こういう、災害時。
急な対応を余儀なくされます。

潜在している社会課題です。
こうして噴出します。


保育園は、その性質上、保護者が仕事の場合は、預かっていただけます。
もちろん、親だって、こんな災害時に子どもを預けたくないし、ほとんどの方は仕事したくないだろうと思います。
でも、そういうわけにはいかない、ということも多々あります。
ぼくだって、妻だってそうです。

そういう意味で、保育園というのは、とてもありがたい存在でした。
コロナのときもそうでした。
先生たちには感謝してもしきれません。


でも、いざ、小学生になると、
学校は『休校』
子ども達が徒歩で通ってくるから、安全側をとります。

放課後や、土曜日、夏休みなどの子ども達の居場所である学童保育クラブ(放課後児童クラブ)は、基本的に学校と連動しているので、
『休所』となります。

小学生になったとたん、子どもの居場所はありません。


我が家のように、すぐ近くに頼れる親族がいるのはありがたいです。

近くに親がいる方が、産み育てる子どもが多くなるという統計があると聞いたことがあります。ホント、そのとおりだろうと実感しています。


働き方のありよう。
社会のありよう。
家族関係のありよう。

この災害時の対応を経て、何だか浮き彫りになってきたように思います。


防災まちづくりのメンバーがおっしゃっていました。

これもまた、
地域で支え合える関係。

子ども達も含めた居場所を共有できる関係。

災害をともにやり過ごす関係。

声をかけ合える関係。

通じてくるものだと思います。


子ども達を真ん中にした社会づくり。
生活の構成。


こういうところから始まり、
こういうところに帰着できるように、
今一度見つめたいと思います。



今日もご覧いただきありがとうございます。

冒頭のイラストは、なつめりお|noteさんの作品を使用させていただいております。ありがとうございます。


<1年前の”今日”の記事★>

一年前は、こんな出水期のさなか、選挙やってましたね。
区役所勤務は何かと大変だったなぁ・・。

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