『白票を投じる』ことについて

最近話題にもなっているようですね。

『白票を投じる』ことについて、考察してみたいと思います。

このことについて考えていたところ、ちょうどネットの記事にも出ていました。色んな学者さんの意見を含めて書かれています。

白票を投じろとも、白票を投じるなとも言うわけではない、フラットな話ということを予めお断りさせてください。

(冒頭のイラストは、いそろくさんの描かれたものを使用させていただいてます。ありがとうございます!)



①選挙の投票率

昨日も期日前投票所の管理者をしていましたが、有権者を一日中お迎えしている立場として、関心をもってもらいたいし、多くの方に投票してほしいなと思います。

一方で、『若者の投票率』というターゲットで、その率の低さを嘆く報道を多く目にする近頃ですよね。

以前に、サイレントマジョリティについても書かせていただきましたので、参考まで。これと通じる部分はあると思います。

では、投票に「行く人」と「行かない人」の2極が、
『関心のある人』と『関心のない人』の2極と全く同じなのでしょうか?


②白票のカウント

何も書かれていない白票は、当然にして有効投票にならず、どの立候補者や政党の票にもなりません。

いわゆる無効投票になります。

「白票をわざわざ投じにくる人の気持ちが分からない」という役所の友人もいます。

たしかに、投票を仕分ける人の立場になれば、そういうのは一つでも少ない方が良いですね。

一方で、『投票率』のカウントの分母にはしっかり入るそうです。

投票率の低下じたいが、社会的モラルとして心配されるなか、関心はある旨を意思表示、投票には来たことを意思表示はできますよね。


③白票を投じる気持ち

白票を投じるということは、「どの候補者や政党にも投票したくない。」ということになりますよね。

これもこれで、「選択肢の中では選択できない」という、『意思表示』に他ならないと思います。

『投票に行って意思表示を』ってCMで見ますけど、これも立派な意思表示だと思います。


④とりあえず投票行こう

選びきれなかった場合は白票を投じれば良いんです。

いざ、投票所に行き、記載台に立つと、何かしらを書きたくなるものです。

そこまで時間を作って足を運んだならば、必ず関心は高まっていると思います。

せっかくなので、各政党の主張なんかを調べると思います。
(NHKのまとめが分かりやすいですよ)

それでも選びきれなかったら『白票』を投じれば良いんです。

そうしたならば、その後の誰が当選したかや、その後の政治が多少なりしもアンテナが高くなって情報が入ってくるようになると思います。


⑤投票に行かないことが意識が低いのか?

念のために、繰り返しますが、白票を入れろとも入れるなとも言いたくはないんです。

ただ、投票に行かないことが、意識・関心が低いのかと言うと、そうではないと思っています。

投票に行かないことが、日本人としての権利を行使していない、モラルが低い、社会人としてどうかと思う、みたいな2極の見下し方をするのではなく、

「今回は選びきれなかったので白票!」という選択肢も、立派な意思表示だと思います。

前述のとおり、白票を投じるならば、それまでに至る前後で、必ず考えることがでてくると思っています。


投票に来る層をターゲットに政治が進むことは当然ですよね。
若い人達に政治への関心をもってもらいたいなら、未成人の子どもの票を保護者に与えれば良いのになといつも思います。
『子どものための政策を!』というのはどの政党も同様の意見だと思いますし。
ま、無理だと分かってて言っています(笑)

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