「走らない」と言われたら走っちゃう。良きコーチング法とは?
今週初め、流行りの風邪からようやく登校できる娘の朝の支度のなかで、
「あれ?この箸箱どうしたん?」
何だか見覚えのない、可愛いお箸のケース。
給食を食べるのに持って行きます。
『しょうほクエストでもらったやつよ!!』
そうかそうか!
PTA主催のこの記事にある学校探険のイベントで、ウチの娘のいたチームが3位になりました。
そのプレゼントでしたね。
ぼくは主催・運営の責任者として、それどころではなかったので、我が子が何をもらったのかなんて、完全に記憶から抜けていました(笑)
仮称:しょうほクエスト、楽しかったよね~。
面白かった〜!!
参加した娘たちや妻からも、楽しかった思い出など、改めて感想を聞く朝となりました。
PTAが各地域で衰退化していくなか、とっても頑張っていますので、この記事、是非ご覧ください。
ご覧いただけると分かるのですが、ルール上のかくかくじかじかは、もう書きませんが、
このイベントでは、『先にゴールした人が勝ち』ではなくって、隠された『目標タイム』に近いチームが勝ち。という設定でした。
つまり、急ぎ過ぎてもダメというものです。
これは、
『ついつい走っちゃう』という子どもの心理から、
安全性を確保するためのルール作りによるものでした。
どちらかと言うと、遅い部類でゴールした娘のチーム。
でも、目標タイムに3番目に近いタイムでのゴールでした。
『他のチームの人たちは、走ったりしよったもんねぇ!』
可愛いお箸をゲットした娘が誇らしげに言います。
そこで、ぼく。
『いやぁ、実はね、お父さんとしては、失敗したんよ。』
『何が?』
寝ぐせ頭の中学生の息子も興味ありそうに参戦してきます(笑)
主催側に何の失敗があったのか、知りたいようです(笑)
ぼく『走るなって言うから、走るんよね~。』
どゆこと?
先ほどのイベントのルール説明の際、走ってはダメって、説明しています。
走っても、目標タイムが何分か分からないから、急ぎ過ぎてもダメだって、上級生の子だと分かっていたと思います。
でも、走っちゃう。
そこで、先日、何かの記事で見た話をぼくから家族にしました。
『じゃあ、試しにやってみようか』
『動物園をイメージしてください。』
『でも、ゾウだけはイメージしないでください。あ、ちょっと待って、ゾウはイメージしないでくださいよ。動物園のイメージです。ゾウはダメよ。』
この記事をご覧の皆さんどうでしょうか?
ゾウの絵は浮かんでいるでしょ?(笑)
キリンが浮かんでいる人は、なかなかいないのでないでしょうか?(笑)
ということで、
保育などの世界でも、
『走ってはダメ』よりも『歩こうね』で言おうみたいなのは、鉄則としてあります。
だから、ぼくの失敗としては、
『走ってしまって、とても早くゴールしたチーム。残念ながら、目標タイムより早過ぎますね~』
逆に、
『ちゃんと自分たちのペースで歩いたチーム。ぴったり目標タイムに近くて優勝できるかもしれません!!!』
っていうポジティブに言い換えれば良かったなぁと。
そんな、ぼくなりの反省でした。
同じことを伝えたいなかにも、『どう伝えるか』は大切なことです。
『ものは言いよう』
とよく言いますが、まさにそんなことだと思います。
総じて言えば、ネガティブに伝えるより、ポジティブに伝えることが大切です。
Dead or Alive(死ぬか生きるか)みたいな話でも、残念ながらの話よりも見事生き抜いた『成功事例』の方が、頭に残っていたりするものです。
そんな成功事例は、自分にその機会があったらそうしようってインプットされていくものです。
例えば、仕事などでも、
あれはダメだ、これはダメだ、こんなことに注意しろと否定ばかりされるのではなく、
『こんな風になったら良いね。ここを抑えたらこんな効果があるかもよ!』
そんな成功イメージで、向き合えると、ポジティブに進むことができますよね。
ゾウばかりをイメージしてしまった朝の支度中の子ども達(笑)
『マジやー!!』(笑)
ウチの子ども達の生活ぶりに話題を戻します。
『早く起きなさい!!遅刻するよ!!』
『もうちょっと〜。あと5分〜。』
『早く起きんと、慌てて用意せないけんよ!間に合わんよ!!』
寝ぼけながらも、慌てて急いで用意をして間に合わすことができる自分をイメージしているんでしょうね・・・(笑)
成功事例もあります。
『起きて。今、起きられたら、いつもより早いよ!この時間からだったら、〇〇もできるんじゃない?』
いつになく、ガバーッ!!って起き上がる子ども(笑)
成功イメージをもてるように声をかけてあげると良いのかもしれませんね。
体育館に行きます。
バスケで、シュートを外します。
「どこを狙いよんかー」
「どんなフォームで打ちよんかー」
上手くなりませんね(笑)
『今の速攻、とっても良かったよ!たまたまボールがもらえんやっただけで、もしパスが来たら、シュート決めれるチャンスになったよ。頑張って走ったやん!すごい!とっても良いよ!』
そんな風に声をかけておきます。
次のプレー。
誰よりも早く前に駆け出してシュートを決める姿を見ます。
「ものは言いよう」ですね。
今日もご覧いただきありがとうございます。
貴重な時間のなか、この記事をご覧くださってありがとうございます。
冒頭のイラストは、ソエジマケイタ(キャラ・写真・似顔絵)|noteさんの作品を使用させていただいています。
いつも、ありがとうございます!!