頭では全然思い出せないんだけど、
身体を動かしていたら、勝手に手が動くとか、身体が動くとかで、覚えていることってありますよね。
あれって、何だか、とっても不思議な現象のようで面白いです。
歌詞は思い出せないけど、曲が流れだしたら思い出したりとか。
同じような感じでしょうか。
昨夜、消防団のポンプ操法の訓練をご一緒していました。
これは昨年度の記事です。
消防団活動の夏の風物詩、ポンプ操法です。
その季節が訪れています。
今年も早速、訓練が始まりました。
ぼくも携わるのが一年ぶりということになりますが、
実際に出場するメンバーーは、皆さん初めて。
細かい動き方がよく分からないんですね。
そこで、経験のある先輩方が、とってもよく教えてくださっています。
その先輩方も、「何年ぶり」「十何年ぶり」「何十年ぶり(笑)」
というような感じで、
細かい部分になると、
「あれ?そこどうしてたっけ?」と引っかかります。
いくら考えても、出てこない。
頭では思い出せないんですね。
ちょっと待てよ・・・
って、実際に身体を動かしながらやってると、
「そうそうそう!この動き!」
(笑)
頭では思い出せないんだけど、身体が覚えてる。
凄い記憶のメカニズムですよね。
皆さんの、身体での記憶や、そのメカニズムに驚くばかりです。
何だか、これってとても興味深いなと感じました。
何度も何度も反復して訓練しているから、身体に染みついているんだろうと思います。
頭じゃなくて、身体で覚える。
そんな領域です。
こうした、訓練やトレーニングやスポーツだけでなくても、同じようなことってあると思います。
繰り返し、繰り返し、行っていくことで染みついていきます。
通い慣れた道。
よく行った場所。
何度も聞いた音楽。
そのときのことを、ふと思い出します。
記憶の奥底に眠っていたような蓋がふと開くような。
まちや、季節や、一緒に過ごした人や、
何かの拍子に思い出が溢れてきます。
光や、匂いや、味や、音や、風や、
ふとよぎる記憶があります。
記憶は五感にも結び付くと言います。
一生懸命繰り返してきたことも
とても強く思い出に残っているものも、
その人、その人の、それぞれの人をつくっている大切なパーツであり、ルーツなんだろうと思います。
そうした思い出や記憶は大切にしていきたいし、
子ども達や、各種の地域活動・市民活動でも、
そうしたことを生み出していけるような与え方ができていけると良いなと何となく感じました。
今日もご覧いただきありがとうございます。
貴重な時間のなか、この記事をご覧くださってありがとうございます。
冒頭のイラストは、ちびっと|noteさんの作品を使用させていただいています。ありがとうございます。
この記事を書きながら、この記事のことも思い返しました。
色んな経験、そのひとつひとつがジグソーパズルのピースのように合わさりあっていきます。
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