神の存在を信じた瞬間
神の存在を信じた瞬間がある。
それは「酒を飲んだ翌日には花粉症が酷くなる」という現象を目の当たりにしたとき。
お酒を飲んで酔って楽しい時間の後には色んな苦行が待っている。
二日酔い、疲れ、そして花粉症の悪化だ。
酔いは抜けたのに、鼻水ぐしゅぐしゅ目が開かないという仕打ち。神の制裁が下されたとしか思えない試練。
花粉症にはお酒を飲むと良い、酔いで麻痺して鼻水も目の痒みも全て止まる、という設定だったら、どんな世の中だっただろう。
「花粉症の酷い人はビール飲んで仕事して良し」というルールになっていたかもしれない。
でもそんな事になったら、仕事のミスは増え、飲酒運転は増え、結局生活はめちゃくちゃになってただろう。
お酒ならコンビニでも手に入るから規制は困難だ。花粉症はそれくらいに辛い。
でも神はそうは人間を作らなかった。
むしろ飲んだらもっと酷くなるようにした。
辛い仕打ちだぜ。毎日ビールを飲みたい人にはホント酷い仕打ちだぜ。
と花粉症の季節ではない時にふと考えがよぎった