美術史を変えた1冊『奇想の系譜』なぜ50年も売れ続けるのか?
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50年以上、売れ続ける日本美術の名著がある。辻惟雄著『奇想の系譜』だ!
伊藤若冲をはじめとする「奇想の画家」たちの再評価に大きく貢献しました。絵画史を書き換え「若冲ブーム」の火付け役にもなった本書。一体何が書かれているのでしょうか?
本が売れないと言われます。近年のベストセラーは、三宅香帆著『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』だとか。
それなら、短時間で効率よく名著の読書をしてみてはどうでしょう。
この記事は、要約やダイジェストに近いかもしれません。私が本書を読んだ体験を文章化したものです。ですから、正確な内容ではありません。それよりも、読みやすさを第一としました。
名著ですが、いかんせん50年前の文章なので、読み解くには時間と根気が必要な文体です。それに文庫本で買っても1,430円、オールカラー版は5,500円もします。それを100円で提供させていただきます。スキマ時間にぜひご活用ください。
記事の構成
この記事では、奇想天外な発想に満ちた絵師たちを順に紹介します。岩佐又兵衛、狩野山雪、伊藤若冲、曽我蕭白、長沢芦雪、歌川国芳、江戸のアヴァンギャルド6名です。
意表を突く構図、強烈な色、グロテスクなフォルム。彼らの作品は当時の因襲の殻を打ち破り、非日常を創り出してしまいました。辻氏はそれらをいかに読み解いたのでしょうか。
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