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笑いの文化の違い


Shirley Valentine を観劇してきました。40代の疲れ切った主婦が、ギリシャで奔放な休暇を楽しみ自分を取り戻す話。1人語りのコメディですが、結構キツめの下ネタ…

欧州の下ネタって直接的すぎて面白いより引いてしまう。会場は爆笑に包まれていたけど。これも文化の違いなのでしょうか。


異国の言葉で楽しむもののうち、コメディが1番理解が難しい。言葉そのものだけでなく、そのリズムや韻を理解するのが第一段階。文化や慣習、コモンセンスを理解するのが第二段階。そのコモンセンスの斜め上に行ったり、あえて外れることで、笑いが起きるので。

そして最後に、笑いそのものの世界観の違いがあると思う。

Netflixなどで英語配信されている日本のコメディは、言葉で笑わせるようなものより、体を使って笑わせるものの方が多い。
これは日本語があまりに英語とかけ離れているので、そのまま英訳しても面白くないということに尽きると思う。

アイルランドで人気なのは、シニカルなブラックユーモアで、差別や時事問題もよく引き合いに出されて、ヒヤヒヤする。日本だとPTAからクレームがでるから上映中止になるレベル。

いつかアイルランドのコメディが心底面白いと思える日が来るのでしょうか。
いつか来てほしい。


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