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 イギリス出身の世界的アイドル・グループであるOne Directionのメンバー、リアム・ペイン氏が、10月16日、滞在先のアルゼンチンのホテルから転落死したというニュースが流れてきました。

 One Directionの曲を英語学習の一環としてしばしば授業でも扱いました。私自身も、自分のプレイリストには同グループの数多くの曲が入っています。

 リアム氏は近年、薬物やアルコールの摂取により健康を害していたそう。死亡直前も、薬物の影響によって、その言動に異常性が見受けられたと聞きます。

 世界中で人気になり、富と名声を得て、多くの人の憧れの対象であったスターには、その華々しい舞台の裏にある深い闇に抗う力がなかったのか。

 資本主義によって作られた自身の幻影に、本来の自分が徐々に蝕まれてゆく。

 多くの人が富や名声を求める現在ですが、そこに「幸せの本質」があるのかを改めて考えさせられます。

 あなたの声、あなたの姿は、おそらく今後長きに渡って多くの人の記憶に残るでしょう。

 しかしながら、あなたを本当に大事に思っている人たちは、まさに今、あなた自身が何気ない日常の風景を記憶することを望んでいたと思います。

 

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