#737 左から右に流れる〜英語長文読解攻略法〜
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現在の入試の英語では長文が年々長くなっています。
例えば、大学入試共通テストでは2021年に長文の語数が5495語だったのが、2023年では6127語まで増えています。
そんな中、受験生を教える場合、授業では「長文読解」の授業に時間が割かれているでしょう。
しかしながら多くの場合、英語長文の指導と言えば、和訳をしたり、文構造を解説することがいまだに主流。もちろん、それらの活動の全てが悪いわけではないのですが、その方法に固執すればするほど、超長文に対応できなくなります。
今、この文章を読んでいる日本語ネイティブの方は、「どのように」読んでいるのでしょうか。
言語は基本左から右に流れていき(縦書きの場合は上から下)、決してその流れから逆光しません。
しかし英語長文を読む場合、しばしば歪な順番で読むことになります。それは日本語と英語の語順の違いによって、その英語を和訳したり文構造を理解する時に、どうしても英語の本来の語順を無視してしまうことにある。
左から右に流れていく。
この感覚がつかないことには、読むスピードは上がらないし、そもそも英文が複雑になればなるほど、その内容がぶつ切りになって理解することが難しくなるのです。