#638 上品さとは何か(8月14日分)
世の中には様々な世界があり、その世界の分だけ選択肢がある。
教育の本質とは、できるだけ多くの世界や価値観を提示し、それぞれの良し悪しを理解し、そして自分の生きる道を進むためにあるのだと感じています。
親が自分の子どもにできることは、その道の最高を常に見せ続けること以外には存在しない。どの道を選ぶかは、その子自身でしか決めることができないのだから。
という主旨の英文を今でも覚えています。
「上品さ」とは何かについて考える機会がありました。言葉遣い、話す内容、仕草や思想。
「上品さ」を定義するものは様々あるわけですが、そこには社会通念とかが入ってくることもあるわけで、それを果たして「上品さ」として捉えたらいいのかと言われたら、なんかそれも違う気がするのです。
そしてふと、上記の英文を思い出す。上品さとは自分の中にある世界の広さ。世の中には様々な価値観があり、知識があり、人がいる。そしてまだまだ知らない世界があるということを知っていること。
上品さとは、自分の中に様々な多様性を持っている人のことなのではないか、とは徒然なるままにひぐらし頭をぐるぐると。
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