昔の自分の文章がすき
昔の自分の文章がすき。
きらきらした言葉は、
海の砂浜でやっと見つけられた貝殻みたいで。
胸にしまってしまいたくなる。
今は全然見つけられない、
忙しい日常の中で
理性をなくさまいと生きてるから、
アイデンティティを
無くしそうになってしまっている。
私には脳に関する持病があり、
それを治療している。
今はきっとだいぶ治っているから、
昔より凄く楽になった。
それこそ3ヶ月くらい前の自分より
ものすごく楽。
だからかな、
本当はあってはならない感性を持つ過去の自分が時々羨ましくなる。
苦しさは綺麗じゃないけど、
苦しい時に書いた文章は
儚くて美しい気がしちゃう。
命に近い文章に私は惹かれてしまうんだと思う。
命に近い芸術に私は惹かれてしまうんだと思う。
いや、
私は命に近いものが好きだったんだと思う。
今は___。
今は。
何が好きなのか分からない。
あぁ、でも、あったよ。
本を読むために電車に乗っちゃうくらい、
電車の中で読む本は格別。
でも、私にまた、風の声を聞かせて。