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君はデジモンサヴァイブで再びアドベンチャーしろ

『アグモン進化ぁ~!!!!
ティラノモン!!!』

グレイモンじゃねえのか!!!(歓喜)

昨日、7月28日に。
『デジモンサヴァイブ』というゲームが発売された。
詳細は公式ページを見ていただきたい。

しかしこのゲーム、どうにもプロモーションがうまくいっていない気がする。
昨日発売したばかりなのに、全然話題になっていないし。
プレイしているのは俺一人じゃないのか!?と錯覚してしまうほどである。
すなわち、よっぽどのデジモン好き以外にリーチできていないのではないか。

そこでまだ3時間程度しかプレイしていない俺だが、取り急ぎこのnoteを書いたというわけだ。
願わくは、かつてデジモンと戯れていた「うっすらデジモン好き」たちにこのnoteが届きますように。

君はデジモンアドベンチャーを思い返せ

さてここで、このデジモンサヴァイブというゲーム、そのあらすじをザっと紹介しよう。
8人の、お互いをよく知らない少年少女たちが、課外キャンプ場で異世界(デジモンワールド?)に漂流し、それぞれパートナーデジモンと出会う。戸惑いながらもその状況で生き抜くべくサバイバルする中で、パートナーデジモンとの絆が育まれ、大ピンチの時に進化する!

なんか既視感があるよな?

そうだ。このゲームは、アニメ『デジモンアドベンチャー』の、ようやく「まともな」リメイク作品っぽいのだ。
『デジモンアドベンチャー』と言えば名作アニメとして有名である。
そして既に何度もリメイクや続編が作られ、ことごとく評判があまりよろしくないことでも有名である。

そりゃそうなのだ。
このデジモンサヴァイブをプレイして、俺はようやく実感した。
俺たちは、別に大きくなった太一やヤマトが、進路等々について悩むのが見たかったわけじゃないのだ。
オメガモンの新形態を待ち望んでいたわけじゃないのだ。

ただもう一度、デジモンアドベンチャーに感じたワクワクを再体験したかった。
すなわち。大事なのはキャラクターではなく物語の構造だった。
少年少女がデジモンワールドに漂流し、その冒険にドキドキしたり、彼ら彼女ら同士、そしてパートナーデジモンとの関係性にハラハラしたり、ここぞという時に新たな進化が発現することにワクワクしたり。そういう体験をもう一度したかったのだ。
そしてそのためには、もはや太一たちには完全に退場してもらうほかなかったのである。

君はマイナーデジモンの祭典に震えろ

冒頭に書いたとおり、俺のパートナーのアグモンは、ティラノモンに進化した。
ティラノモンだぜ。
あの、デジモンワールドで異様に食費がかかったことくらいしか覚えのないティラノモンにだ。
そしてそのティラノモンが、俺のパーティ最大戦力としてファイヤーブレスを吹き散らしているのだ。
これを楽しいと言わず、何と言おうか。

主人公以外のパートナーも、マイナーデジモンが目白押しだ。
ラブラモン、ファルコモン、ロップモン、ドラクモン、クネモン(クネモン!?)、フローラモン(ふ、フローラモン!?)、シャコモン(あえてシャコモン!?)。もういちいち驚いちゃう。
意図的にこれまでメインにならなかったデジモンを選んでいるとしか思えないラインナップ。
当然、何に進化するかも予想がつかない。

「ファルコモン進化ぁ~!!!ディアトリモン!!!」

し、知らね~!!!
た、た~のし~い!!!

さらには、ベタモンの進化樹形図を見て驚いた。
奴が進化できる成熟期は3体。まずシードラモン。順当だ。
それとタスクモンとデルタモン。
は!?タスクモンとデルタモン!?
いやわかる、わかるよ。
ベタモンから進化する違和感はないよ。
でも登場してんだ!?
あの不遇なver.5から2体も!?
登場デジモン総数100体ちょっとのこのゲームに!?

か、感動だぁ~!!!
涙出てくるわ!!!
今のとこ、このゲームの最大瞬間風速、この進化樹形図見た時だわ!!!

君は久しぶりのシミュレーションバトルで進化に燃えろ

デジモンのシミュレーションバトルと言えば、あれだ。
アノードテイマーとカソードテイマーだよな。ワンダースワンの。
ずいぶん懐かしいじゃねえか。

シミュレーションバトル。
スパロボとかFEみたいに、ユニットを盤面に並べて、1マスごとに動かして戦う形式のバトルだ。
いやこれは賢いんだよ。
こういう、味方ユニットが多いゲームでは最適かもわからんね。
攻撃範囲や移動方法等でデジモンごとの差別化もできるしさ。

まあそれはいいのよ。
シミュレーションバトルなのはいいの。
それより俺が本当に嬉しいのは、戦闘中に任意のタイミングで「進化」という選択肢を選べるところだ。
まさにアニメ「デジモンアドベンチャー」どおりだ。
「アグモン、進化だ!」ってな。

この「戦闘中だけ進化するシステム」を組み込んだデジモンゲームって意外に少ないのよ。
大抵は進化したらしっぱなしなの。
でもサヴァイブでは戦闘後は元に戻るのよ。

あと、進化すると毎ターンエネルギーを消費し、エネルギーが尽きると成長期に退化するのも再現度高い。
再現度だけじゃなく、進化タイミングを見極める必要がある、ってことで難易度調整にも貢献している。
考えなしに進化してると、肝心な時にエネルギーが尽きてしまうわけだからな。

雑魚敵をなんとか成長期で蹴散らし、大ボスと相対したところでいざ、

「アグモン、進化だ!」
「アグモン進化ぁ~、ティラノモン!!!」

ヒェー脳汁が出る~!!!

君はリョウとクネモンをあたたかく見守れ

まだ俺は本当に序盤、2章の途中までしかプレイしてない。
キャラクターやパートナーデジモンも、全部仲間になったわけではない。
しかしこの時点で、もう押しキャラが生まれてしまった!

リョウとクネモンである!!!

このリョウってやつ、見た目や口だけは威勢がいいのだが、その実ヘタレで、ビビリで、悲観的。
どうしようもねーやつなのだ。
しかしだからこそ、このサバイバルでの成長が見たい!
そう思わせてくれるキャラクターなのだ。

そしてそのパートナーのクネモン。
見た目が愛らしいことは当然として。(うちの5歳の娘は「かわいい~!」と言うぞ。本当だぞ。
基本的にパートナーデジモンは皆人語をしゃべるのだが、クネモンだけは「キュウ……」としか鳴けないのだ。
おかげでリョウからは
「どうして俺のデジモンだけハズレなんだよ……!」
とか言われちゃって不憫でしょうがない。

このハズレコンビが今後どういう絆を育むのか。
どういう状況で進化に至るのか。

目が離せないのだ!!!
こいつとの好感度ばっかあげちゃって他のキャラが疎かになってるよ~(悲鳴)


いかがだろうか。
少しでも、デジモンサヴァイブの魅力が君に伝わっていれば幸いである。

無限大な夢のあとの、何もない世の中に退屈している君へ。
もう一度デジモンと共に、アドベンチャーしてみないか。


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