ブームに敏感なあなたが大切にすべきこと

こんにちは〜(深夜4時)

この前大阪の日本橋を通りかかったら、死ぬほどタピオカ売ってる店できてました。びっくりしました。

あそこらへんってアジア系の観光客たくさんくるんですよね。美味しいB級グルメの店多いし、格安ホテルあるし、オタロードと言われるアニメ文化盛んな場所があるし、、って感じで。

なので当然、在日の方が観光客向けに開いてるお店も多いんですよ。薬局とか漢方屋とか薬局とか・・・

それが、久々に行くと全部タピオカ屋になってました。ワロタ

いや、流行りってすげえと言うべきなのか在日の方の行動力すげえと言うべきなのか・・・とりあえずビビりました。

それはそうと、だいぶ前、友達にタピオカ飲んだことないって言うと、死ぬほどバカにされまくって、お前の脳みそに詰まったタピオカをストローでチューチュー吸うたろか!オイッ!!!って気分になってなんだか悔しくなったので、この前アメ村で高校生カップルが死ぬほど並んでる、行列のできるヤバいタピオカ屋さんに行ってきました。ひとりで。

最初は正直、タピオカ買うだけだし、提供もスムーズだろうし、そんな行列といってもすぐ買えるだろうと思っていました。

高校生カップルなめてました。

3~40分くらい並びました。

ちなみに僕がひとりで並んでて、その前後が高校生の制服カップルでしたので、僕は為す術がありませんでした。ささやかな抵抗として、一人で官能小説読んでました。目からミルクティー出てきました。

やっとの思いでタピオカミルクティー頼みました。

普段、スタバとか全然苦にしなくて、むしろスタバではドヤ顔しながら

「あっ…ティーラテイングリッシュブレックーファーストトールオールミルクでっ(キリッ」

なんてやってる(それでも今思えばコミュ障丸出し)のに、タピオカ屋さんではなぜか商品頼むときは死ぬほどテンパりました。ヤバいタピオカ屋さんに来たヤバい客にジョブチェンジしました。テンパりすぎて、口からタピオカ並みの大きさのツバがいっぱい出た。きたねぇ

それはそうと、肝心のタピオカミルクティーは、普通のミルクティーに大きな黒い粒が底に沈殿してて、それをストローで上手く回収しながら飲み干していくゲーム感覚のような飲み物でした。まあ普通に美味い。

けど、なんで今更そんなものが流行るのか。

ちょっと考えてみました。

ブームについて考える時に、考えるべき要素として、

本質的なコンセプト・時期・歴史・ターゲット場所・普及方法

なんかがパッと出てくると思います。これらも満たしているものが相対的に流行りやすいと考えられます。タピオカミルクティーが如何にして流行ったのかはわかりませんが、この飲み物自体は1980年代からずっと台湾で存在していたとされており、このブームは第3次タピオカブームと言われているらしいです。タピオカは戦争か何かか?

さて、今回、考えるのは、流行りのひろがりについて考えるべきこと。

このタピオカブームにも言えることがひとつ。このブームの火付けの一因に、「タピオカがインスタ映えするから」といった理由があげられる。


インスタグラマーに人気のタピオカ、今では #タピオカ巡り #タピグラム なんてタグと共に、インスタ映えするタピ巡りを催す方もいるんだとか。強いな。つまり、コンテンツ性を急速に獲得しているこの「タピオカ」というものの恐ろしさ、わかってもらえたと思います。

話を戻すと、Instagramという媒体、これが今回のブームのキーになると考えられます。

SNSでの拡散により、急速に熱量を得たことによって「タピオカ」は瞬く間にコンテンツ性を得ることができました。すなわち、

ブームにおいて大切なことは、アジテーター(Agitator)の存在である。

間違いなく、これだと思います。

アジテーターとは?

アジテーター、日本語に訳すと扇動者。するとちょっと意味が見えると思います。

つまり、大衆を煽って、注目を集める人のことを指します。

音楽界ではよく使うワードです。少し低俗な意味合いでは「サクラ」なんて言ったりしますね。客を煽ってライブを盛り上げたり、アーティストの持っていきたい方向に集団心理的に持っていったりする人ですね。

そのアジテーターの中でも、特に、ブームの先駆者の初期のフォロワー的な位置付けの人が重要だと思います。

例えばですよ。極論言います。

エジソンが32歳の時に白熱電球を発明したじゃないですか。それはそれはちょーー偉大な発明やないですか。けど、それを発明しただけやったらなんも変わらんのです。むしろバカにされていたかもしれません。ふとエジソンの家の前を通りかかった人がね「エジソンちなんか夜めっちゃ光ってるwwwwやべえwwww」で終わるんです。

でも、それを「すごい発明だ!!!!今すぐ使い方をマスターしよう!!!」「これを応用すると生活がこのように変わって有用なので、広めよう!!!」って最初のうちに誰かが言ったからどんどん普及したのだと考えられます。

他にも、小島よしおって昔「そんなの関係ねぇ!」でめっちゃ流行りましたよね(流行りましたよね??)

それはそれは初めてみた時僕は衝撃的すぎてヘタこいた〜〜〜って感じでしたよ、それはもう。けど、僕がメディアでみるまでには、色々あったと思います。まず、小島よしおがひたすら考え抜いて「そんなの関係ねえ!」をネタとして完成させる。それを最初はつまんねえって言われたかもしれません。だけど、そのネタをみた最初の本当に少数の人間が面白いと思って反応し、どんどん広めていくことでネタのコンテンツ性が高まり、メディア出演やグッズに繋がって行ったと考えられます。

タピオカも一緒ですね。タピオカ自体、昔からずっとあるもので、なにも変わりはしないのです。ですが、現代の高度な情報化に伴い、アジテーターが高度なデジタルネイティブへと移ることで、それと上手くマッチングした、現代におけるタピオカのインスタ映えや昨今の台湾人気等の新たな付加価値に目をつけた第3次ブームの初期的なフォロワー (アジテーター)が

タピオカはいいぞ!だってな!台湾発祥の可愛い飲み物だし!!!

タピオカはいいぞ!だってな!台湾発祥の可愛い飲み物だし!!!

って扇動していくことによってブームは巨大化し、さらにワンランク上のコンテンツを手にする(これで言う、先ほどのタピ巡りやタピオカランドなどが挙げられる)ことができるのだと思います。

つまり、僕が言いたいこと。

要するに、現代社会におけるめまぐるしい変遷の中で、

新しいチャレンジをする人は、嘲笑される覚悟を持って、時にはバカにされながらも、正しいと真に思っているならば続けてほしい。

それを見届ける人、受容する人は、もし新しいことをやっている人がいたら、全うに評価し、したいと思えば全面的にフォローし、周りをどんどん巻き込んで行ってほしい。

ブームにおいて大切なことは、もちろん、先駆者がいなければはじまりません。

しかし、それ以上に、そのブームを支えるアジテーターが存在し、ブームを大衆に変なものから需要のあるものとして広めることが大切で、ブームを作る上では、アジテーターの存在をもっと重要視することが必要だと思います。

(おわり)

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