一番のコンプレックス、あっさり解消/統合失調症大学生

高校生まで、親に褒められることはほとんどありませんでした。テストで一番になればもっと良い点数を取りなさいと言われ、二番へ落ちるとなんで一番になれないんだと言われてきました。私が捻くれていたので親なりの愛情を受け取れていなかったのかもしれません。

でも、大学生になった途端、単位を落としても休学しても良いから楽しみなさいね、と言われるようになりました。遠くに住んでいるからか母は私のことを心配するようになったし、父は毎日電話をかけて私が学校に行ければ褒めてくれるようになりました。

親が変わったのは、高校は偏差値の低い学校に通ってたからだったり（特待生でもあった）、高校受験に失敗して一年浪人していた弟のことで手一杯だった状況が変わったからだとか、私が主治医に統合失調症と診断されたから、など色々考えられます。

親がどんな理由で変わったかはなんでも良くて、とりあえず自分の一番のコンプレックスである「親に褒められなきゃ生きてる価値がない」が解消されたわけです。

先生に褒められても、友達に褒められても、結局親に認められないなら意味がない。といじけていたのがあっさり解決してしまったのです。

私がコンプレックスとしていたものは親に認められたい、ただそれだけのちっぽけなものだったかもしれませんが、私にとっては天変地異が起こるほど大きなものでした。

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