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Week 11 切り紙と巻きずし

こんにちは。いっぽです。
先週いいましたが、今週は巻きずしを文化紹介として実施しました。加えて、Week10で行っていた切り絵も紹介しようと思います。

切り絵

 家から近いフーミー高校では、CP先生の要望で切り絵を行いました。準備の段階でCP先生から、「『ノート紙』」を買ってください。」と言われたので、多分、ルーズリーフ的なサイズの色紙かなと思って買いましたが、それではなく、日本の「ふせん」でした。確かにノートに貼る紙ですから、ニアピンでした。すぐに授業は始まるので、とりあえず私の想定していたやり方を説明して授業に入りました。グループに分かれてもらい、人半一つあらかじめ描いた絵を準備します。
 授業の流れとしてはこのようになります。

  1. 「日本の季節」についてパワーポイントで説明

  2. 折り紙を使って紅葉の型を作成

  3. 型を使って色画用紙をくりぬいてはっぱを量産

  4. 生徒があらかじめ描いてきた絵に貼って完成

 コマ数は2で行いました。時間割の都合上にコマ連続の授業がないクラスは、説明を素早くしながら、20分の休み時間もフルで使ってギリギリ終わりました。生徒が描いてきた絵がどれも上手で切り紙なんてなくても素晴らしいものでしたが、趣旨がずれてしまうのでしっかり貼ってもらいました。最初のクラスでは、簡単にするために単純に折り紙を半分に折って紅葉の形に切ってもらっていましたが、物足りなさそうだったので、折り紙をより複雑に折って切る方法を使いました。説明にてこずりましたがCP先生がマスターしていたのでうまくできていました。

生徒の作品
折り紙で作った紅葉の方を使って切り抜きます

巻きずし

 遠方のほうの高校、チャウタイン高校では、これまたCP先生の要望で巻きずしを行いました。今月は折り紙系で攻めようと思っていて、ご飯はもう少し先でしようと思っていましたが、先生が自信があるらしくやってみることに。生徒が具やお米は持ってくるということで、私はのり・まきす・キッチンペーパー・酢を持っていきました。しかし、驚くことに、生徒は卵や生魚の切り身、タコなど、日本の学校ではありえない生鮮の具やベトナムの文化ではあまりなじみがないと思っていた卵焼きを持ってきているではありませんか。しかも数人は巻きすを持っています。どこで手に入れたのでしょうか。船盛の木皿まで持っています。去年の引継ぎで裕福な生徒が多いと聞いていましたが、これほどとは思いませんでした。

ジャーを持ってくる生徒も


 続いて授業の様子をこれまた順に下記にまとめます。

  1. 巻きずしの種類や作り方について、パワーポイントで説明。

  2. まさかのCP先生が巻きずしの実演

  3. グループに分かれて巻きずしの作成

  4. デコレーションされた寿司盛りの実食

 説明の際は、例えばキンパと巻きずしの違いや主な具材について説明しました。日本の寿司ではないものはどれ?というクイズをしたのですが、みなカリフォルニアロールは日本の寿司だと思っていたので、これはアメリカの寿司だと説明しました。
 CP先生が実演してくれたので、私はほとんど出番がありませんでしたが、生徒が作っているときは絶えず歩き回って、やり方を教えたり、チェックをしたりしていました。コミュニケーションは英語だったり、アプリを使ったりしましたが、ベトナム語でしゃべってみると生徒は嬉しそうにするので、私のベトナム語学習のモチベーションになったのも事実です。
 生徒の盛り付けへのこだわりは相当なもので、先に述べたように船盛り用の器や生花、デコレーションされたガリやワサビなどいろいろなものをプラスアルファで持ってきていました。生徒は押しずしのように米をつぶしてしまっているものが多かったですし、また日本の米ではないので少し私が慣れているものと違いますが、ベトナム風ということでおいしくいただきました。いくつか作品を以下に紹介します!


セミエビ(添えるだけ)
どこで手に入れたか不思議な盛り皿
デザインが好き

おわりに

 10月は文化紹介が本格的に始まって、しかもまさかの3種類行うことになりましたが、無事に終えることができました。今回紹介した二種類は急遽言われたことで、あまり準備ができませんでしたが、回を重ねるとある程度スムーズにいくことが分かったので、それぞれの文化(切り絵、巻きずし)については、要望があればほかのクラスでもやってあげたい。Week12は、二つの学校がテストなので授業がなく私はお休みです。今のうちにやりたいことを整理したり、住む町の探検をしたり、有意義に使っていこうと思います。では!




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