見出し画像

大学院受験1年延期する?

大学院受験を1年延期することに決めた。

つい数か月前までは今月には願書を提出し、来月院試を受ける予定でいた。そのために実際に大学院の見学に行ったり、説明会に参加したり、受験勉強したりと準備は進めていた。

にもかかわらず、急遽立ち止まったのは、説明会に参加したことがきっかけだった。そこで種々の奨学金や給付金の説明があった。

ん?私、給付金受給対象者になれるかも?

そこで担当部署へ詳細を確認。しかし、今年受験し、来年度入学では対象外。来年受験の、再来年入学なら条件を満たし、受給可能とのこと。

さて、どうする?
ここまできて、受験を1年延期するのか?

決して若くはない!!
1年は大きくないか??

家族にも相談した。

主人「もう若くもないし、給付金なんてなかったと思って行ったらいいよ」
息子「ママの1年は○○万円以下の価値なの?」

やりたいことに挑戦する私を金銭面で止めることなく、応援してくれていることは心底嬉しかったし、ありがたい環境に感謝した。

息子の時間に対する価値の見方にも成長を感じたし、これからもその視点は大切にしていってほしいと思う。目先の金額で挑戦を止めることなく、それは自己投資であり、後々何十倍、何百倍にもなって返ってくることは忘れないでほしい。それは金額の問題ではなく、経験、人脈、人間性などなどあらゆる面で成長する機会であり、そこは貪欲に突き進んでほしい。

にもかかわらず、なぜ私は院試延期を決めたのか?

それは、給付金額が娘の大学の年間の学費をはるかに超える金額だったことだった。

我が家には今年大学生になった娘に、来年大学受験生の息子がいる。娘はすでに東京、息子も遠方の私大志望。これから教育費がさらに膨張することは目に見えている。

そんな中、3人目の子どものように母まで大学院に行きたいと言い出している我が家…

ここまでたいていのことには突っ走ってきた私でもさすがに立ち止まった。
本当にここで突き進んでいいのだろうか?

私はここで「1年延期するのは本当に時間がもったいないのか」考えた。

なぜ、もったいないと思うのか?

もったいないかどうかは、この1年の過ごし方で決まるのではないか?

来春大学を卒業して(予定)、その後1年をただただ院試のためだけに過ごすのだとしたらもったいない。それなら今年受験した方がいいだろう。

しかし、大学院に進学して、今後どんな研究がしたいのか、その先行研究にはどういった研究があるのか、またそれらの研究に対する理解を深めるためにはどんな勉強が必要なのかなどなど、この1年やれることは山ほどある。

大学院に進学して、その講義や研究が始まったら、なかなかじっくりと取り組むことが難しいことに取り組む時間に充てることができたら、それは決して無駄な時間にはならない。

すでに給付金を受給したつもりで、それをこの1年間での学びに充てることができたら、この院試延期は決してもったいなくない。むしろプラスになるのではないか。

そう決めたら、給付金のために延期することに対して、来年度の大学院進学は「諦める」という感覚は全くなくなった。むしろ大学院での学びをより充実したものにするための準備期間として、どう過ごそうかと、より楽しみとなった。

子育てしながら、自分のやりたいことをやろうとすれば、時間的、金銭的、そして役割の上でも制限が出てくる。それは避けられないだろう。

でも、それだけで全てを諦める方がもったいない。

自分も納得できる妥協点を見つけた上で、それをプラスに活かすためにはどう行動するか、その時間をどう捉えるかによって、自分の夢、挑戦に一歩ずつ進めることはできる。

大学院受験を1年延期したことで入学までの時間、私は心理学の道に突き進むことにどれだけ本気なのかを試されている。

*****************

ご質問、ご感想、お問い合わせは
公式LINE「背中で育てる*eri」へ
お願いします





この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?