#5 Rookie Pack
こんにちはいっぴきです。
第5回はアウトプットについてです。やはりインプットだけしていても効果はありません。誰かの知識をそのまま何の変換もなくあなたが話すだけって意味ないですよね。本読めばいいですし、ニュース見たらいいですよね。
自分の頭で考えたことを発信する。このプロセスが必要だと思っています。
ちなみに自分のアタマで考えるとは何か?についてはちきりんさんの本読みましょうね。目から鱗の内容です。
アウトプットとはなにか
皆さんアウトプットとってなにか明確に考えたことあるだろうか?アウトプットは出力とかって訳される。つまり、発信することであったり、生産するといった意味合いだ。また、日本語では成果や実績自体にを指すこともあるのではないだろうか。そんな使い勝手の良い言葉アウトプットだが、なぜアウトプットするとよいのだろうか。
僕の個人的な考えとしては、アウトプットをすると考えが整理されるからだと思っている。
そしてアウトプットには話す、書く等種類があるが、圧倒的にやるべきなのは「書く」アウトプットだ。これやるだけで劇的に論理構成、文章力が上がりコミュニケーションスキルも向上する。書くのだ。
なぜ書くのか
実際に思い出してみほしい。過去の記憶を思い起こせただろうか?
今までまともに文章書いたことってどれくらいあるだろう?
おそらくそんなにないんじゃないかと思う。特に感想文ではなく、自身の主張のある論文だ。ほとんどないだろう?僕もなかった笑
ということで我々日本人は一部の文章書くことが好きな人を除いて社会人になるまで文章を書いてきていない。センター試験でよくわからん穴埋め問題とか、著者ではなく設問者の意図を読む問題ばかり解いてきて、自身の思考を整理して書くこともほとんどやっていないというのが実情だ。
書かないと自身の思考を整理して相手にきっちり発信できない。僕はそう思っている。うまく書けないって人は本当に多いのだ。
書くために何を準備するのか
「書く」の構成要素って何だろうか。例えば、英語だと、「単語」と「文法」この2つの要素を押えないと英文が書けない。日本語も同じだと思っていて、「語彙をしっかり増やすこと」と日本語ネイティブだと文法というよりは「文体とはなにかをしっかり押さえること」にあるかと思っている。
語彙数を増やそう
語彙数はとにかく本やニュースをみて、これは!という表現をストックしていこう。地道だがこれしかない。とにかく語彙数は増やしてほしい。
但し、難しい言葉をこねくり回すだけではダメということは留意しておこう。
また、元BCG(ボストン・コンサルティング・グループ)出身の髙松智史さんが運営する考えるエンジンのコンサル用語を確実にインプットしておきたい。コンサルならずとも学んで損はない。というより絶対にマスターしておいた方がいいと感じる。
ワーディングは本当に重要だ。その言葉を選んだかどうかで、クライアントが、上司が動くかが決まる。
そしてその言葉を使うということは、無意識ではあっても何かしら理由があって使っているはずだ。言葉は暗黙的に使ってはいけない。かなり明確に形式知的に伝えないと伝わらない。これは肝に銘じてほしい。
文体はどう学ぶか
4つほどオススメの本を紹介したい。それを確実にインプットした上でアウトプットする習慣を身に着けてほしいと考えている。
まず最初に、GO三浦さんの言語力を読んでほしい。文体に入る前に、まずは言葉って本当にすごいんだぜ。ということを払落ちするまで読み込んでほしい。誰もが伝える価値を持つ時代になったからこそ「言葉」の有用性が再定義されていると感じている。言葉は本当に武器になる。人は数値のKPIだけでは動かない(仮に動いたとしても思う以上の価値発揮はでない)。人は言葉によって動く。このことを頭に叩き込んでほしい。
次に4冊の中でも個人的には一番重要だと思っているのが『20歳の自分に受けさせたい文章講義』だ。ここに文章のすべてが詰まっているといっても過言ではない(言いすぎ)。話し言葉と違って書き言葉は、その書いた内容だけで意味を正しく伝達しなければいけない。圧倒的に話すよりも書く方が難しいのだ。文章構成、読み手の信条、本当に伝えたいメッセージを魂込めて書けるかどうかが重要なことを教えてくれる一冊だ。
実践的な書籍としてオススメなのが、『超・箇条書き』だ。基本的に新人はコンサルに限らず、会議の議事録を作成することが多い。箇条書きはブレットポイントと呼ばれ、グローバルで普通に使用されるメソドロジーだ。
特に箇条書きで重要視したいのが、「構造化」だ。読み手に全体像を一瞬で理解させ、今何の話題に触れていてどのような主張をしたいのかを分からせる必要がある。そのために構造化が必要不可欠だ。この構造化がなければストーリーは構築できない。構造化するためにはロジカルシンキングが重要である。まさに考えることは書くことである。
最後に、『超言葉術』を紹介したい。どんなに合意力が豊富で文章が達筆で構造化されていて、ストーリーを構築できていたとしても、最後に心をつかむ表現ができていなければ相手は動かない。
正直に言おう。広辞苑に書いている意味通りに文章を書いても人は動かない。クライアントが、顧客が置かれる立場が一様ではなく、かつ、あなた自身がその言葉をなぜ選んだのか、そこに思いを乗せる必要があるからだ。
では実際にどうアウトプットするのか
SNSをやろう。
正直これだけである。自身で学んだこと、気づいたことを、上記4冊を読み終えたうえで自分なりに文章のルールを設け、愚直に発信していく。これに尽きる。インプットは質だがアウトプットは圧倒的に量だ。とにかく発信しては改善する。これを続けるしかない。
まずはTwitterで140文字で伝えられるようになろう。文字数が少ないからラッキーと思うかもしれないが、本質を伝えるためには言葉をそぎ落とすしかない。そぎ落とした中で、一番伝えたいメッセージがが伝わるかは力量が問われる。毎日10Tweete発信するだけで、1,400文字の発信だが、正直毎日 10Tweetを考え抜いて発信することはかなり難しい。とにかく毎日何を学んだのか、何に気づいたのか。普段から敏感になることだ。そうするとTweetする内容が洗練されてくる。日々学び、発信しよう。
もう1つはnoteだ。僕個人としてはnoteの回し者でも何でもないが、本当によいプラットフォームサービスだと思っている。毎週末に2,000~3,000文字程度でテーマを持って書いてみるいい。Twitterの短い文章だけでは文章構成は身につかない。そのため、noteを活用して、構造化、ストーリーの構築、メッセージの洗練化をトレーニングしよう。Blogよりもエントリー者向けだと思う。有料のnoteを書けるくらいに学び・気づきをストックしよう。特別な経験はなくとも、仕事から、普段の生活から、読書から絶対にあなたしか経験できない稀有な内容があるはず。これを1年継続するだけで圧倒的な力の差がつくはずだ。仕事もでももちろん生かしてほしいが、noteで文章力を鍛えた後はBlogにも挑戦してほしい。自身の考えを整理して書くことは本当に大切なんだ。
最後に
それでも文章を書くことは難しいと思う。僕自身もコンサルタント1年目は議事録で1時間以上添削されることもあった。僕のアウトプットは赤文字で真っ赤だった。最初はうっとおしいなと思っていたが、次第に言葉の持つ魅力に引き込まれていったのだ。書いていることが誰かに伝わるってことがとても気持ちよかったのだ。
あなた自身が得た、感じた経験は、あなたしか書けない。書こう。必ずその内容を待ち望んでいる人がる。
いっぴき🐾
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