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【総合評価▲】競馬場探訪:英 バース競馬場/Bath Racecourse
超有名観光地のかわいらしい競馬場。バースの観光ついでに丘の上まで足を延ばせば、ちょっとしたリゾート気分に浸ることができる。
イギリスの競馬場を独自の視点で評価しています。総合評価は◎〇▲△の四段階。各評価ポイントは★×3が最高点。全ての競馬場の評価一覧は以下の記事をご覧ください(随時更新中)。訪問を検討されている方の参考になれば幸いです。
https://note.com/ippei_genuine/n/ne3ab24c12e85
バース競馬場 / Bath Racecourse 概要
所在地:イギリス Bath and North East Somerset
創設:1728年
開催競馬:平地競争
馬場:芝(左回り)
開催されるGIレース:GIレースの開催はない
・ 総合評価 ▲
小規模な競馬場であり、大レースの開催もないことから、Bath競馬場のみを目的地として旅行することはほぼないと思われるが、観光地Bathを訪れる機会があり、時間に余裕があるならば、立ち寄る価値はある。地元の人が夏の長い夕方のひと時を競馬場でワイワイ楽しむ姿を見ていると、こういう競馬場をホームグラウンドに持つのは人生が豊かになるだろうなと感じる。
・ ロンドンからのアクセスの良さ ★★☆
- London Paddington駅→Bath駅(Great Western Railwayの直通電車で約1時間)
- Bath駅→Bath競馬場(直通バスで約20分)
・ 公共交通機関のみでのアクセスの良さ ★★☆
【電車+バス】
競馬開催時はBath駅とBath競馬場を往復する臨時シャトルバスが運行される(詳細はBath競馬場のHPを要確認)。ただし、Bath競馬場からの帰路のバスは、最終レース後から運行が始まるため、ロンドンへの帰路便の関係等で最終レース前に帰宅する際は、路線バスの最寄りのバス停(複数あるがいずれも頻度は多くない)まで徒歩5分~10分程度の移動が必要。
・ 場内の雰囲気 ★★☆
競馬場入り口からパドック、本馬場へと続く導線はいたってシンプル。スタンドは小さく、馬場も芝コース一本のみで起伏が少ない、ザ・ローカル競馬場といった雰囲気。30分もあれば場内を一通りめぐることができる規模で、競馬場訪問そのものを楽しめるほどではないが、観客の多くは地元の方とみられ、埒沿いで身を乗り出して競馬を楽しむ群衆の中に加わっているだけで楽しい気分になる。
・ レースの臨場感 ★★☆
パドック、馬場共に馬が近くに見える。特に、馬場は芝コース一本のみ、かつコースとスタンド前の観客エリアの間に一切余分なスペースがないため、レースの臨場感は抜群。スタンドから見るレースもなかなか良い。
・ 競馬場周辺の観光 ★★★
競馬場周辺は野原が広がる丘陵地だが、起点となるBathはRoman Bath跡をはじめ市街地が世界遺産に登録されているイギリスの中でも有数の観光地。競馬観戦前後にたっぷりと時間を取ってゆっくりと街歩きを楽しみたい。
・ 参考情報(競馬場のHP、写真等)
バース競馬場HP:https://www.bath-racecourse.co.uk/
関連写真:以下のとおり。なお、これらの写真はいずれも重賞レースが実施されていない日に撮影。大きなレースが開催される際は、観客数や競馬場の雰囲気、入場可能なエリアに違いがあると思われるため、ご留意いただきたい。
↑ バース駅。歴史ある観光地ならではの優雅な駅。
↑ Bath駅からBath競馬場までのシャトルバス。
↑ 競馬場に入場して最初に目に入るのはメインスタンドの裏側。右手にはパドックがある。
↑ 直線ゴール版過ぎからメインスタンドを望む。
↑ メインスタンド横の新しいスタンド。こじんまりとかわいらしい佇まい。
↑ メインスタンドから第四コーナー方向を望む。
↑ メインスタンドから見たゴール前の攻防。
↑ 埒との距離が狭いためスタンド下からレースを見るとこの距離感。
↑ 返し馬も近い距離感。スタート地点まで並走する馬と騎手も見られる
↑ スタンド横のパドック。観客側のスペースに傾斜がなくやや見づらい。
↑ ただし、パドックは一番前に陣取れば手に取る距離で馬が見える。
↑ パドックが右手、コースが左手。数mの距離でつながっている。
↑ 直線コースのスタート地点は競馬場の敷地外から無料で観覧可能。野原にスタートゲートがあるさまは幻想的。
↑ Bath市街は市内の至るところにフォトジェニックなポイントが点在。競馬場訪問前後にたっぷり時間を取って立ち寄りたい。
<以上>