初めての入院生活で感じたことと、エンタメまとめ。

虫垂炎で入院していました。人生初の入院、さらに人生初の手術。
比較的簡単な手術と聞くし、大病でもまったくなかったが、色々感じたことはある。忘れないように書き記しておく。

• 手術する・しないにだいぶ悩む。お医者さんが丁寧に患者の気持ちに寄り添い説明してくれて、納得して手術できたのがよかった。

• 全身麻酔はあっという間。大腸カメラの睡眠導入と似たようなかんじ。
  手術後は異様に眠い。
  なんらかの、それなりに長尺な夢を見ていた。仕事の夢か、自分が何か事件を追いかけているような。。

• 手術終わりから翌朝までがしんどかった。痛み止めで傷口はそれほど痛くないが、ベッドで寝ていると腰が痛くなり、我慢できず寝返りを打とうとするも、左腕に点滴が付いていたり、両足に血液を循環させるためのマッサージャーが付いていたり、心電図が付いていたりで不自由。
  結果的には軽い病気でちょっと入院しているだけだったが、ずっと入院生活をしている人は大変なんだろうなと思ってしまう。
  

• 寝返りについて。腰の痛みを緩和するため、右側に寝返ると楽だが、右肩が痛くなる。全身麻酔の時に変な姿勢になっていて、寝違えたみたいになっていることはよくあることなのだそう。
  左側に寝返ると一瞬楽なのだが、個人的に心臓を下にして寝るのがなんか嫌だというこだわりで、あまり長く続かない。そんなことを考えていると、ごろごろするばかりでなかなか寝付けない。

• 4人部屋での入院生活。カーテンで仕切られていて快適。消灯時間があいまいで23時くらい。仕切られた自分のスペースには室内灯、読書灯、常夜灯がある。

室内灯の明かり

• 「テレビ使いますか？」「はい」と答えると、軽く驚かれたような。最近の人はテレビを見ないのかもと思ってしまう。1日400円で利用可能。この病院の素晴らしいところはフリーWiFi完備。テレビを見ながら、動画を見ながら、wiki見たりできる。
  

• 色々な病室がある。個人部屋の利用料は3万円以上とか。ふと、やしきたかじんの最期は大阪ではなく、東京都内の病院だったとの報道を思い出す。
  

• 点滴の針は刺されっぱなしだと痛くない。そういえば、点滴もほぼ初体験。
  

• 手術翌日からは、洗顔、ひげ剃り、歯磨きをきっちり行うようにする。そうすると気持ちも立ち直ってくる。さらにシャワーも浴びるようにする。日常のリズムを自ら作り出すことが大事。
  

• 共用スペースの窓からは、渋谷・新宿の高層ビル群、東京タワーも見える。この景色がいつか懐かしくなるのだろう、とか思う。朝日がビルの間から登ってくるのが見られた。
  

• この時代の入院でスマホ充電セットは必需品。テレビを聞くための長めのイヤホンケーブルも、まあ必要。
  

• 手術の経過で、まず傷口の絆創膏が取れ、点滴が減っていき、最後に点滴の針が取れる。退院への気持ちが整えられていく。

• いくつかの仕事の予定は大変申し訳ない思いでリスケ。だいたい気遣いありで、快く応じていただく。いくつかのしつこいやりとりはめんどくさいし、嫌な気分になる。内容よりも、人に対して気分が悪くなる。

入院生活で触れたエンタメは以下のとおり。

• テレビ
  ラヴィット！　初めてオープニングから見た。シオマリアッチのネタがすばらしい。歌ネタ王のメンバーが出ていたのがうれしかった。
  
  ひるおび！、ゴゴスマ　なんとなく視聴。マスターで監視している気持ちになる。　
  
  ゼロイチ　地元の定食屋が紹介されていた。レスリングなどカラダを絞っている人が大会後にご褒美で自分を甘やかすチートデイに密着。おいしそうにめっちゃ食べる。コンセプトがわかりやすくおもしろい！
  
  新しいカギ　第7世代（もはや死語？）の芸人が、学校でかくれんぼ。生徒が総出で探す。19時台の番組閉じて、ターゲット・コンセプトがバッチリ。
  
  ニュースキャスター　chatGPTについての特集。昨年末あたり、何かの記事で知ってはいたが、こうやって特集されると一定の認知になるのだなと納得。まだまだ人間が有利、みたいにまとめられていたが、はたして。
  
  サンデーモーニング　三輪さんが昔のバラエティ弁護士ではなく、まともにコメントしている。寺島さんがなんかずれている。落合さん出演回でよかった。いよいよマスター監視の気分になる。
  
  笑点　ちゃんと見てみた。まあまあなのだが、一之輔さんで引き締まる。昨年浅草の寄席で見たが、抜群におもしろかった。
  
  せっかくグルメ！　平和で本当にいい番組。何時間でも見ていられる。
  
  100万回 言えばよかった
  佐藤健と井上真央を見るためのドラマ。切ないストーリーだが、やがてミステリー要素も出てきておもしろい。ところで、マカロニえんぴつの曲が抜群にいい！イントロが流れてくるところがめちゃくちゃフックになっている。

• 動画　
  Japan’s Got Talent（Abema）
  まずは見てみたくなる新番組。かっこいい素人名人会。西川きよしさんがスタンドマイクを持って歩いてたなとか思い出す。
  
  最強の時間割（TVer）
  情熱大陸のスタジオ版みたいなかんじ。たくさん話が聞けるのでおもしろい。
  
  バキバキ童貞チャンネル（YouTube）
  先輩に教えてもらったおもしろチャンネル。めちゃくちゃおもしろい！
  内容をそのままマスには向けられないが、こういう人が表舞台で活躍してほしいと心底思う。
  
  シュタインズゲート（Abema）
  AbemaのUIを使い倒してみたかった。というか、AbemaのカウントパートナーはNetflixや Huluなどの1動画配信サービスではなく、Tverやテレビなど複数チャンネルを有するサービスだと改めて実感。Abemaとともに育った10代は、この中で文化を作るはず。本当にすごいサービス！
  シュタゲは過去に見たが、こんな気分の日はまた見たくなり、ちょうど生配信していたのでさっそく見てみたところ、見ながら寝落ち。
  
  水曜日のダウンタウン（Paravi）
  押忍のおじさん回を見始めるも、最初の大笑いで傷口が痛むことに気づき断念。

• 本
  流浪の月　面白かった！心理描写が絶妙。映画も見てみたい。この作者の別の作品「美しい彼」も配信されているので見てみたい。

• ラジオ（radiko）
  ナインティナインのオールナイトニッポン　いつもタイムフリーで聴いているが、手術後寝付けなかったので、生で聴いてみた。20年以上聴いている番組。本当に落ち着く。ラジオがあって本当によかった。
  
  ヴァイナル・ミュージック〜歌謡曲2.0〜　ナイナイのオールナイト終わりで聴く。DJは杏沙子さんというシンガーソングライター。番組内で何曲か流れていたし、後でYouTubeでも聴いたが、曲がいい。こういう偶然の出会いは、一方向のテレビ・ラジオならでは。
  カズン「冬のファンタジー」が流れていた。めちゃくちゃ染み入る！
  
  吉岡里帆UR LIFESTYLE COLLEGE 日曜18時の番組。この時間になるとラジコを立ち上げて聴きたくなる。習慣化している。奈良にいた頃、よく車で運転しながら行楽地からの帰り道に聴いていた。吉岡さんの声とゲストのトークがいつも心地よい。いい番組。