読書レビュー:ぼく モグラ キツネ 馬(チャーリー・マッケジー 著/川村元気 訳)
心がしんどいときこそ、大人にこういう絵本が暖かく感じるのかもしれない
さて、どうやら私が不勉強なだけでなかなか有名な作品なのかも
ストーリーとしては非常にシンプルで、少年が様々な生き物と出会っていって、小さな疑問に共にゆく動物たちが小さな一言をかえしてくれる
海外童話の定番というか、たびたび見かけているスタイルだと思うのだな
んだば、ロボット的この本の良いところはその情緒溢れるイラストの数々だと思う
カラフルでも無く、キャッチーでもないと思うのだが
童話や絵本によくある、子供の精神的な疑問や障害を動物などの登場人物が代役し、代弁していくその過渡期たる内容と
作者のイラストは非常に合っていると思うのだ
日常に疲れきっている人の背中を押すと言うとありきたりすぎるだろうか
私はあまり絵本や童話を読むほうでもないので、あまりこの作品に尽くせる言葉は少ない
けれど、確実に読み手に何かを残してくれる作品だと思うのだ
あと、装丁にも凄まじいオシャレオーラが出ているのでお店をやっている人は置いておくだけでプラスだと思う
私も自室に大きな本棚でもあれば、この本のために1箇所あけてあげたいなと思った次第だ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?