巨大台風・集中豪雨接近時の避難行動をシミュレーションするWEBサイト「風水害24 MOVIE」
大規模風水害の接近から直撃・通過までの24時間をリアルに体験することを通じて、風水害発生時に必要な知識を学び、適切な判断や行動ができるような風水害リテラシーを高めるプログラム「風水害24」。
2020年3月に開始したこのプログラムは、ゲームを実施するファシリテーターの皆さんのご協力で、全国各地に広まりを見せています。
しかし、時間の制約や外出の難しさからイベントには参加が難しい、という方が大勢おられることを鑑み、何とかそんな皆さんにも気軽にご体験いただけるコンテンツを作れないか?と思い続けてきました。
そんな中神戸市さんのお力添えもあり、WEBサイト上で動画を見ながらこの世界観を体験できるMOVIEを公開しました。
↑こちらクリックしてサイトにお入りください
この記事では、「風水害24 MOVIE」WEBサイトの3つの特徴を皆さんにお伝えしていきたいと思います。
特徴1:選択次第で未来が変わる、マルチエンディングムービー
視聴者の皆さんには、とあるまちで小さな本屋を営む主人公に扮していただきます。
オープニングは、そんな主人公に実家のお母さんから電話がかかってきて、「大きな台風が近づいているらしいから、心配」という話を聞くところからスタートします。
動画をさらに進めていくと、上のような形で「今、何をすべきか?」選択肢が出てきます。
その時の状況に応じふさわしいと思う選択肢を選ぶと、その選択肢に応じたストーリーが展開され、また次の選択肢が現れます。
このような分岐を繰り返し、全115パターンの選択によって結末が変わるというマルチエンディングムービー形式のムービーで、臨場感のあるストーリーを追いながら、自分自身の防災行動をシミュレーションすることが可能です。
特徴2:調査に基づいたシナリオの設計
この風水害24プロジェクトを開発するにあたり、平成29年(2017年)から令和元年(2019年)にかけて日本各地を襲った5つの風水害について調査を進めました。
各地の被害状況がどうだったのか、生死を分けた判断は何だったのか、有事の際のコミュニケーション手段は何が有用だったのか・・などを調査結果から分類・整理し、見えてきた危険な行動パターンをシナリオ作成に反映しています。
刻一刻と台風が迫る中、自分が選択した行動には果たしてどんな意味があるのか?
ぜひ一度動画を最後までプレイして、ご自身の行動の特徴をご確認いただけたら嬉しいです。
特徴3:選択肢から見えてくる、あなたの防災行動
最後まで選択肢を進めるとエンディングを迎え、選択の結果生じた未来、選択肢に紐づいた台風接近時の対応のアドバイス、そしてあなたの防災行動の傾向を8種類の動物アイコンとともにご紹介しています。
「情報の判断が適切な冷静沈着タイプ」、「便利なものに飛びつきがちな文明の利器タイプ」などなど・・様々なタイプがありますので、一回と言わず選択肢を変えて何度か挑戦していただくと、行動のタイプごとの傾向が見えてくるかもしれません。
ぜひこちらから映像を体験いただき、ハッシュタグ「#風水害24 」とともに感想や気づきをシェアいただけると嬉しいです。
最後に
刻一刻と変化する天候や、置かれている状況によって、必要な防災行動は違い、そこに正解はありません。
このMOVIEを一つの体験として「今回私はこんな結果だったよ」「実際に台風が近づいてきたらどうする?」と身近な方と防災について語り合うきっかけにしていただけたら嬉しいです。
「今度はゲームで防災行動をシミュレーションしてみたい!」という方は、最新の体験会情報をこちらからご確認ください。
皆様のご参加を事務局一同お待ちしております!