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収入増より支出減 !
こころの病、と言っても早い話が「脳障害」。
この病に苦しむ精神障害者同胞は多いのですが、障害から一定の割合で回復する人々もまた居ます。
退院して定期的に精神科や心療内科に通う他は自宅に篭って日がな一日寝ておられる回復期のクライアントが大勢おられるなか、障害者や当事者の家族にとって希望の光のように社会で活躍するのが医師から寛解と診断された人々。
いわゆる「障害回復者」と呼ばれる人々です。
病院の閉鎖病棟に入るとき、クライアントはまさに絶望の淵におられるのが常。
しかし、同じ障害者出身である回復者のみなさんの活躍は、多くのクライアントにとって ある種の憧れにも似たものです。
特に若いクライアントにとって障害を克服し、服薬を少なく保ち、社会で一人暮らしをしたり、職場で活躍する彼等回復者は目標でもあります。
入院しているクライアントの御家族などは、回復者に接触したがる方々も多いですし、リモートワーク中心のA型事業所には障害者の御家族から就職希望の問い合わせが殺到したりもします。
ですが、実際には就労後半年以内に職場を去る障害回復者はとても多く、就労後一年以上職場に残る障害者は約四割という狭き門。
働きたい、という障害者達の志や気持ちは大変尊いのですが、健康不安に伴う退職のリスクが付きまとうのです。
ならば、あえて就職はワキに置いておいて、収入を増やすのではなく、出費を減らす生活スタイルにシフトするのも良いのではないだろうかと私は思います。
一人暮らしのミニマリストを目指す!と言うのも立派な回復者の世渡りではないでしょうか。
YouTubeには「一ヶ月10万円生活」なんて特集もあるくらいです。
障害当事者のみなさん。
必ずしも社会の生産に貢献するだけが生き方ではない。
分をわきまえて慎ましく暮らす、と言えば言葉は変ですが、そんな生き方も選択肢にあっても良いのではないかと私は思います。
闇雲に収入を増やすだけが能ではない。
収入から支出を減らしたら、減らした支出の分だけ稼いだのに等しいと言うこと!
つまり、そういうことなのですから。
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