障害者労働市場の進化
我が家にコンピュータがやって来たのは1994年。
なんと、たったの8メガバイトのアップルコンピュータでした。
そのときには翌年からブームになるインターネットがどういうものかいまひとつピンと来ませんでしたが、当時専門学校でコンピュータエンジニアの教育を受けていた私は「近い将来、かならずこのコンピュータが時代の趨勢(すうせい)を担うときが来る」と思ったものでした。
その当時から、SOHO (small office home office) という概念がすでに出来ていましたし、楽天やAmazonが株式を上場したのもそのころだったと思います。
2003年に私が都会の暮らしに見切りをつけたのも、「在宅勤務」が身近に実現するであろうことを見越したものだったのですが、それは残念ながら その17年後、2020年のコロナ騒動までお預け(笑)
ですが、現在では自宅に居ながら買い物も仕事も他人とのコミュニケーションも取れる時代になりましたし、病院が遠隔医療の実現まで果たしたのは素晴らしいことです。
障害者の世界でも在宅勤務でのA型事業所や作業所労働が主流となりつつあります。
考えても見てください。
コンピュータを使いこなす能力が在りながら、「障害者である」という理由だけでその個人の持つ才能を腐らせるのは、国家の大きな損失だとは思いませんか?
ハンディキャップが在ったとしても、社会の生産に繋がるだけの才能を有する人材ならば、労働者の数にカウントすることが先進国労働市場の在るべき姿です。
長年、障害者を差別するな!という掛け声だけで 何等手を打たなかった労働社会。
障害者の労働者も職業選択の幅が拡がるという良きものになることは、まさに日本国の国益に適うことではないでしょうか。
リモートワークと障害者雇用は更に発展、進化してほしいです。