カラテあれこれ
空手家、と言うと世の中の多くの人は「男の鑑」を想像するらしいですが、実際に格闘技の世界に入るとそんなこともありません。
試合の前日なんて「大会が中止になってくれないか」と思わない格闘家は一人も居ない!と言っても良いでしょうし、試合の恐怖に打ち勝つのは何度味わってもキツイもの。
「もう後には退けない!殺るしかない!」とまで思い詰めて始めて殴り合いのマットに立てるのです。
なにせ、空手家はバットやカワラを叩き割るくらいの破壊力を持っていますからダメージも相当なもの。
しかし、意外なことに漢の世界を絵に描いたような彼等でも非常に繊細な人が多く、自宅の部屋の床に髪の毛一本落ちていても嫌がる人もいますし、なかにはゲイもおられます。
そういう意味では一般の社会と大差がない、というかあまり変わらない。
たまたま熱く燃える趣味(仕事)が殴り合いだった、というだけのことです。
少年部の頃から掃除が板に付いていたり、洗濯や炊事も当たり前にこなす空手家は多いですから、お嫁さんに選ぶ女性もレベルが高いケースが多いですし、チカラの剛い男は大抵優しいですから意外とモテたりもするのです。
そういう意味ではカミさんが美人、というケースも多いです。
道場経営などするプロの空手家になりますと経営手腕も問われるのですが、右を見ろ、と言っても左を向くような海千山千の空手家を束ねるわけですから、経営が上手な空手家というものは恐らくどんな商売をしても成功するのかも知れません。
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