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Photo by
lahainanoon
ルイス・ポールセン
私の自宅の居間にはルイス・ポールセンの照明があります。
(正確にはジェネリック照明なのですが..........)
1958年に開発されたルイス・ポールセン社のph5。
phとはこの照明をデザインしたデザイナー、Poul Henningsenの頭文字で数字の5は照明の直径が50センチメートルであることを意味します。
5枚のシェードを使って、どの角度から見ても 電球の明かりが直接 目に飛び込んで来ないように設計されているのが特徴。
ヨーロッパ人の青い目の色素が強い光で痛まないようにこのような設計をしたのだそうです。
緯度の高い北欧諸国。
夏は白夜があるくらい太陽が輝きますが、冬は反対にほとんど一日中太陽が地平線ギリギリをわずかな時間しか顔を出さない過酷さだそう。
そんな環境のなかでうつ病による自〇が問題視されるくらい人々が太陽光に餓える冬至でも、このph5は人々の食卓や居間を照らすのです。
使う電球は1540ルーメンのものを使うことが推奨されてますが、私は20ルーメン足りない1520ルーメンのLED電球を使用しています。
理由は北欧に比べたら北海道はまだまだ明るいからですが..........
ですが、北欧と同じように北海道の冬は日中でも薄暗く雪が降り、太陽が沈むのがとても早い。
ポール・ヘニングセンはPHシリーズの数々の照明やDo-Wopなど多くの照明を世に出しましたが、Ph5以上の傑作は恐らく出てこないでしょう。
ちなみにこの照明は松ぼっくりの形からデザインのヒントを得たのだそうです。
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