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ドクターの敵は己のプライド
ドクターはプライドが高いです。
進学率わずか数%の医学部を卒業されているエリートですから当然なのですが、ひとつだけ患者の立場でお願いしたいのは患者を転送・転院させることを厭(いと)わないでほしい、ということにつきます。
ドクターはプライドが高いがゆえに「これは自分の手に負えない」ということをなかなか言い出せない。
ギリギリまで手元に患者を置いてしまい、にっちもさっちもいかなくなってからようやく転送(転院)を許可したりする傾向があるのです。
患者さんはたまったもんじゃありませんが、手遅れだったと言い訳したなら医師のメンツは保てます。
意外とこういう初歩的(?)なことで患者さんの生死が決定してしまう現実があります。
ドクターは優秀であるがゆえになかなか白旗を上げられない。
実際には始末に困る段階ですぐに転送しなければ患者さんは死んでしまうのですが、なかなか「私にはムリです」と言えないのです(笑)
ほんとうに優秀なドクターは独自のネットワーク、すなわち優秀なドクター同士のネットワークをもっておられます。
そして患者さんを診察して「これは自分の手に負えない」と判断したなら、自分が信頼するに値するとみなす他のドクターや病院への転送を厭いません。
地域で評判のいいドクターは転院先ですら信頼されているケースが多い。
それは同業者である他のドクターがいちばん良く知っています。
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