ランチェスター戦略(弱者の戦略)まとめ

お久しぶりです!
ゲームにおいて、何か1つでも戦略を覚えると途端に初心者に勝つのがめちゃめちゃ簡単になったという記憶を持つ人は結構いるんじゃないでしょうか。

自分は、小学生の頃クラスで将棋が流行ったのですが、居飛車(という戦法)を覚えた途端、何も戦略のない初心者に負けることがなくなったという気持ちの良い思い出があります。(中級者以上には勝てなかったが)

ビジネスも、人生も割とゲームに近いところがあります。
ということは、戦略を知っていると初心者くらいには簡単に勝てるようになります。
今回は、自分の大好きな戦略である「ランチェスター戦略」をざっと紹介します。あのソフトバンクの孫正義さんが愛用していることで有名な戦略です。

まず、その目標は

どの分野でも良いからNO.1になること


です。
具体的な戦略等は下にまとめました。
何か人生に活かしてもらえれば幸いです。

▽戦略の手順

①ターゲットを決める
1:「1点集中」
  → 優先度の高い顧客に絞り、市場の7割を手に入れる(「小さな市場で大きなシェア」)
  → 利益率が低く、競合が少ない市場1つに絞り「勝ち癖」をつける

2:「どんなお客か」をとにかく具体化する
  → 「20 - 30代の男性社員。ランチに時間もお金もかけない層」
  → 「運動会のリレーで勝ちたい小学生の男子」

3:同じニーズを持っている顧客でも心理段階で異なる
  

②差別化
1:顧客のニーズを聞く
  → 「安さ」だけがニーズではない!
  → 顧客ニーズの中で、自分だけの武器が見つかれば、それが戦いの突破口になる
  → 「あの」〇〇と言ってもらえるようにする
  → コンセプトがはっきりしている

*差別化を気にするあまり、奇を狙いすぎて、顧客ニーズがないことをやってしまうことは避けるべき

*差別化というと、「何か斬新なことをしよう」「今まで世の中になかったもの!」となりがちだが、大事なことは、ターゲットと考えた顧客に、商品やサービスが他とは違う、ほかよりも勝っていると感じてもらうこと

Ex)ネイルサロンの店舗
     ・ 立地上CAのお客様が来客しやすい
  ・最近男性のネイル利用者が増えている
  ・アンケートの実施
   (予約が取りやすい/ 早朝からやっている)

2:「ニーズの総合的な声」と「自分の周りの局地的な声」の2つを意識する
  → 周りにチラホラといる人たちだけのニーズに合わせ、総合的に店のコンセプトが崩れては意味がない
  → 泥臭い方法(ビラ配りとか)

3:自分の「強み」武器は何か
  ・それを 120% 全面的に出す
  ・出来ないことは深追いさず、捨てる

③顧客の管理
1:RFM分析(店舗型ビジネス)
 → 最後に来店した日(R), 来店頻度(F), 顧客単価(M)
 →グループの属性ごとにプロモーションを区別する(特典や割引)

2:3Kを仕組み化(顧客の心理段階に分けて発信)
  ー 継続した情報発信(メルマガ、ブログ、Twitter)
  ー 質の高い接触(セミナー等の対面接触)
  ー 個別対応(カウンセリング)

3、ランチェスター式ABC分析
  ー 自社製品の売上や競合からA,B,Cのクラスに顧客を分け、狙いに合わせて優先度をつける