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【現役社員解説】コンテンツディレクターとは?仕事内容・必要スキル・1日の流れ

度々いただく質問「コンテンツディレクターとはどのような仕事なのか」について現役社員が回答します!

仕事内容や必要スキル、1日の流れなどを余すことなくお届け。気になる「未経でもなれるのか?」「残業の程度は?」などの質問にもズバリ解説します。

コンテンツディレクターとは

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コンテンツを制作することによって、クライアントの課題を解決する職種。また、そのコンテンツ制作における一切の工程を担う責任者です。

制作コンテンツの範囲はwebコンテンツがメインであり、中でもSEO記事が大半。例えば、「◯◯ 方法」と検索した際に表示されるノウハウ記事や「◯◯ おすすめ」と検索した際に表示される商品紹介記事などがあたります。

web編集・コンテンツプランナーなどとの違い
「企業によって名称が変わる」というのが正直なところ。というのも、比較的新しい職種であることから、まだまだ棲み分けがはっきりされていません。ただ、あえて違いを定義するならば以下の傾向があります。

◆コンテンツディレクター
提案から制作まで一括して担う
◆コンテンツプランナー
提案・企画がメインであり、制作はあまり行わない
◆web編集
制作がメインであり、提案はあまり行わない


コンテンツディレクターの
仕事内容・役割

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制作における一切の工程を担うため、企業のアポイントが取れた段階から主に4つのパートで仕事をすすめます。

1. 提案
企業の課題を分析しコンテンツの提案内容を詰めます。資料を作成しセールス担当をバックアップすることもあれば、コンテンツディレクターが企業へ直接提案を行うこともあります。

2. 企画
正式に依頼がなされたら、具体的なコンテンツの方向性を決定します。SEO記事であれば対策キーワードを検討したり、取材必要有無の判断をしたりします。

3. ディレクション
手を動かす作業はライター・カメラマン・デザイナーなど他のクリエイターに依頼し進行管理をします。また、取材対象者のアサインや制作に伴う場所取りなど各種手配も行います。

4. 編集
校正校閲をはじめ、基本的なクォリティチェックを行います。また、SEOコンテンツであれば上位表示できる内容であるのか、クライアントの課題は解決できるのかまで判断します。


コンテンツディレクターの魅力

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・クリエイティブ業でも定量的な成果
・裁量を持った業務進行
高い市場価値

コンテンツディレクターはクリエイティブ業であり、マーケティング業であり、という立ち位置のため魅力も独特です。

クリエイティブ業だが定量的な成果
CVや順位など成果が定量的に現れます。通常のクリエイティブ業では成果が見えにくい傾向にありますが、コンテンツディレクターはゴールが明確なため、再現性あるスキル習得に繋がります。

裁量を持った業務進行
全体を俯瞰する立場にいるため、個人の裁量で業務を進行できます。クライアントの利益獲得のためであれば、コンテンツの方向性やクリエイターのアサインなども自由に選択が可能です。

高い市場価値
コンテンツディレクターの転職は現在、超売り手市場です。未経験でも一度業界に入ることができれば、2社目以降は年収も高騰します。弊社のような支援者以外にも企業のweb担当者へ転職するケースもあります。

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支援者としての
コンテンツディレクターの魅力

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コンテンツディレクターは主に「自社メディアを運営」と「クライアントメディアの支援」の2種類があります。弊社の場合、後者の支援者にあたるため、さらなる魅力があります。

・あらゆるwebサイトに触れられる
・幅広い業界理解に繋がる

支援者のコンテンツディレクターは様々なクライアントを担当するため、日頃触れられるwebサイト・業界が莫大な数になります。

自社メディアを運営するコンテンツディレクターも専門性の部分での魅力はもちろんあります。ただ、クライアント支援でも数年単位でのお付き合いが大半であり、結果として専門性がつくことも多いです。

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ipeのコンテンツディレクターは大規模サイトのコンテンツ制作
大規模サイトを中心にSEOコンサルティングをしている弊社であれば、各業界の大手クライアントサイトのコンテンツ制作に携われます。
業界・業種も幅広いため、スピード感のあるスキル習得が可能です。

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コンテンツディレクターに
求められるスキル

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・ロジカルシンキング
・マルチタスクスキル
・コミュニケーションスキル

コンテンツディレクターはその職種柄、特殊な立ち位置にあるため、求められるスキルも一般職とは異なります。

ロジカルシンキング
クリエイティブ思考よりも論理的な仮説力が必要です。コンテンツディレクターの役割はクライアントの課題解決。自らが作りたいものではなく、マーケティングとしてのコンテンツ制作をしなくてはならないのです。

マルチタスクスキル
複数の案件・コンテンツを同時に進行するため、常にマルチタスクの状態です。日毎のスケジュール管理だけでなく週単位・月単位・期単位とコンテンツ制作の責任者として全体を俯瞰する必要があります。

コミュニケーションスキル
社内メンバーをはじめ、クライアント、外部のクリエイターなど関わる人の数が多いため、コミュニケーションスキルは必須。クリエイティブ職のため、人と関わらなくてよいと考えられがちですが、あらゆる職種の中で接する人がかなり多い方です。

コンテンツディレクターの
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かしこまったご紹介に、そろそろしんどさを覚えたため、ここからはちょっと砕けた形で、私のとある1日をご紹介します!

9:30 朝会/チームMTG

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始業と同時に全体での朝会が開始します。全社に対し各チームの報告が終わった後、チームMTGに入ります。コンテンツグループでは、コンテンツディレクター間でのライターの工数の調整など連携をします。


10:00 ライターディレクション

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10:00をまわるとライターの勤務が続々と開始するため、タスクの説明や進捗の確認などを行います。なお、ライターは原則リモートのためSlackなどでテキストベースのやり取りが多いです。コンテンツディレクターは出社です。(出社大好き)


10:30 アウトプットチェック

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ライターやカメラマン、デザイナーから提出されたアウトプットを確認します。質によって、修正をお願いしたり、自ら修正をかけたりすることがあります。


11:30 クライアント折衝

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基本はメールやSlackですが場合によっては電話でクライアント折衝をします。以前、メールだけのやり取りをしていたクライアントに「女性だったんですね!」と言われたことがありました笑。


13:00 昼会

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コンテンツディレクター・ライターのコンテンツグループ全体で作業の進捗を確認します。基本はSlackの通話で行います。時々ライターさんへ無茶振りの雑談をふることもあります。(みんな嫌かな?)


13:30 ランチ

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周辺にキッチンカーが多く来るので、オフィスで食べる際はよく利用します。この日は大好きなチキンなんとかランチです。名前はわからないですけど、一番好きです。名前はわからないけど。


14:30 撮影ディレクション

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レビュー記事などであれば、社内で撮影を行います。社内での撮影が難しいようであれば、レンタルスタジオやクライアント先に出向くことも。なお、私もカメラを若干いじれるので、自分で撮影する場合もあります。


15:30 取材

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コンテンツの内容や対策KWの競合性によりライターとともに取材を行います。最近はweb会議での取材が増えてきましたが、訪問も少なくありません。数年前は取材のために毎月出張していたこともありましたね。懐かしいな。


17:30 MTG

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他部署とのMTGも開催します。クライアントの提案に何が必要なのか、部署間で得た新たな情報はないかなど積極的に意見交換します。もちろん時々程よく脱線することも。このときは「自分を動物に例えると」というテーマで話していました。


18:30 タスク整理

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ディレクションしているクリエイターの作業進捗などを踏まえ、翌日以降のタスクを整理します。コンテンツディレクターの業務はタスク整理で制するほどに大切な作業。翌営業日の自分のために気合いを入れて取り組みます。


コンテンツディレクターに
まつわるQ&A

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コンテンツディレクターに興味はあるけれど、実態がつかめず不安な方に向けて、よくあるQ&Aをまとめました。

Q. 未経験でもなれる?
はい、未経験でも問題なくなれます。弊社のメンバーであれば、ライターから転身したケースもあれば、アパレル販売など異業種からの転職もあります。

ただ、どこもノウハウを求めているのは事実。経験者が優遇されることもあるようです。

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Q. 残業はある?
ほとんどない企業もあるようですが、業界全体を通して、「ある」と思っていただいた方がよいです。弊社の場合はだいたい~40時間/月くらいです。


Q. どのような人が向いている?
「ミーハーな人」が個人的には向いていると思います。マイナス的な印象のある言葉ですが、マーケティングは広い層を狙う必要があるため、一般との感覚のズレは致命的です。

ミーハーな人は一般的な方が検索しそうな言葉に敏感なので、すぐに活躍できます。


Q. 求人はどこから応募できる?
クリエイティブ系に強い求人サイトであれば、ちらほら求人を見かけます。ただ、どこも応募数が多いことから中々採用に繋がらないことも。そんな悩みをお抱えであれば、ぜひ弊社でお待ちしております!


弊社ではコンテンツディレクターを
募集しております

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株式会社ipeではコンテンツディレクターを大大大募集中です。未経験であっても、前職での成果やコンテンツへのご興味があれば、積極的に採用しております。

コンテンツディレクターの求人詳細を見る

また弊社には、オーガニック流入が前年比800%となったコンテンツマーケティングをはじめ、数々の実績もあります。ノウハウも余すことなくお伝えしているので、ぜひコンテンツマーケティングを仕事にしていきたいとお考えであれば弊社をご検討ください。

ipeのコンテンツマーケティング事例を見る

執筆:イシムラヒカリ
株式会社ipe クリエティブデザイン部 コンテンツグループ マネージャー
ファッション誌等のエディターアシスタントを経て2017年に入社。常時15クライアント以上のコンテンツ制作を担当しながら、コンテンツグループのマネジメントも兼任。検索vol.110,000以上のKWなどにおいて1位を獲得。社内で日々お母さんと呼ばれるため、Twitterでは「SEOコンテンツの母」を自称。本当は意外と若い。
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撮影:とくらきの
株式会社ipe クリエティブデザイン部
コンテンツグループ コンテンツディレクター
早稲田大学文学部映像演劇学科卒。ライターインターンを経て2021年新卒入社。入社まもなくから複数クライアントを担当し上位表示も獲得中。柔和な印象からは想像もできない根性の持ち主で、ストイックに業務に取り組む超努力家。主な移動手段は「走る」。
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