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海北友松の押絵貼屏風にみる禅僧の姿 【福田美術館「ゼロからわかる江戸絵画」より】
海北友松(かいほうゆうしょう)の絵を初めて観たのは、数十年前になるが、臨済宗の大本山建仁寺の襖絵の龍である。その時、襖に描かれている龍を観ての衝撃は今でも覚えている。その絵が写真の雲龍図。それをキッカケに龍に関心をもつようになった。と同時に、海北友松をはじめとする江戸時代に活躍した絵師やその絵に魅かれた。
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さて、先日来よりシリーズで掲載している福田美術館で開催されている「ゼロからわかる江戸絵画」の中から、今回は、安土桃山時代の後期から江戸時代にかけ活躍した、私の好きな「海北友松」の押絵貼屏風を紹介する。
解説は、美術館の画の横に置かれている解説をそのまま転載。分かりやすい解説文なのでそうさせてもっている。六曲一双の左隻と右隻の文人画と賛の押絵貼屏風である。一枚一枚は詳しく分からないが、達磨や僧侶の姿を描いている。
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名だたる禅僧大集合
禅宗を開いた達磨や出家した僧侶の姿を描いた作品。薄い墨で形をとった岩や人物の衣などに鋭く勢いのある筆遣いで濃い墨の線を足すことで、絵の動きとアクセントを与えています。友松の描く人物は衣の中に風が入って膨らんだように見え、「袋人物」とも言われます。各図の上には10人の禅僧による漢詩が書かれている。
リポート&写真/ 渡邉雄二
作品/ 福田美術館「ゼロからわかる江戸絵画」より
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