布袋唐子嬉戯図に、おもわず「もらい笑み」! 【真言宗智山派 智積院】
このたびの智積院参拝で、やはり「この画」の前に立ち止まりしばし眺め写真を撮った。
いろんな画を見る機会があるなかで、私にはこの画が最高ランクの一枚である。
智積院の講堂の正面にある使者の間に飾られてある「布袋唐子嬉戯図」が、その画。真言宗の画僧である月樵(げっしょう)道人が大正の初めに描かれたもので、布袋さんの振りまく笑顔に童子たちも可愛らしく笑っている。
この画を見るたびに自然な笑顔や笑声が乏しい日常を思う。道人の、布袋さんを通し子どもたちへの眼差しが伝わってくる。今回も、この画からおもわず「もらい笑み」した。
リポート&写真/ 渡邉雄二
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よろしければサポートお願いします。日本の伝統文化に関心を寄せています。若いころに文化圏の異なる地域の方たちとの交流で日本のことをあまりにも知らなかったことに気づかされ、それがきっかけで広く浅く学んでいます。拙いレポートですが、お目に留めていただければ幸です。