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長沢芦雪の5作品 Ⅰ 読んでみたくなる分かりやすい解説 福田美術館「ゼロからわかる江戸絵画」より
福田美術館でいま開催されている「ゼロからわかる江戸絵画」の中から円山応挙に続いて、第二弾として「長沢芦雪」の5作品と絵に添えてある解説をそのまま書き取り転載させていただく。解説文がとても分かりやすいのでそうさせていただいている。
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1畳分の画面いっぱいに描かれた大黒天
この作品はおよそ50年前から行方不明でしたが、昨年再発見されました。正面を向く大黒天の福々しい表情に加え、打出の小槌・鏡餅・多産の鼠などおめでたいものを多く描き込んでいることから、商売繁盛、子孫繁栄の祈りを捧げる絵として揮毫したものと思われます。
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邪気を祓い寿命を延ばす端午の節句に飾る「薬玉」を描いた作品
赤い花びらの躑躅と共に、細長い葉を束ねて吊るしています。根元に赤い玉状のものが4つありますが、これらは匂袋でしょうか。筆の先と根元に違う濃さの墨を付けて描く「付け立て」の技法が用いられています。芦雪35歳の時の作品。
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芦雪が好きになり横座り
見事な花を咲かせる藤の下でくつろぐ母犬と仔犬たち。刷毛を使って描いた毛はその質感までもうまく表現されています。頸と脚先だけが白く、横座りしている犬は、他の芦雪作品にもたびたび登場するため、芦雪のお気に入りだったようです。
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視線の先には何がいる?
突き出た岩に座る猿。画面の外の何かが気になっているようです。赤い躑躅が咲いていることから、季節は初夏でしょうか。まだ生え変わる前のふわふわした冬毛の質感を見事に表現しています。芦雪30代初めの作品。
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京都では屋根の上にいはります
中国の官服を纏い、こちらをにらみ付ける男は、中国の神である鐘馗。日本では病気や災難を取り除くとともに、学業成就にも利益があるとされ、幟や絵画などに描かれてきました。素早く筆を走らせると起こる滲みや擦れを利用して、服の皺を描くことで鐘馗の動きを表現しています。
写真/ 渡邉雄二
絵画/ 福田美術館「ゼロからわかる江戸絵画」
解説/ 福田美術館「ゼロからわかる江戸絵画」の解説文
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