俵屋宗達が描いた、今年の干支「癸卯」の杉戸絵 【霊芝山光雲寺を訪ね -Ⅱ-】
江戸初期に活躍した絵師 俵屋宗達は本阿弥光悦と並んで琳派の祖といわれている。俵屋宗達の絵でまず思い浮かぶのは、「風神雷神図」であろう。その他にも数々の絵が残されいまに伝えられている。
その一つが南禅寺の境外塔頭の光雲寺にも杉戸絵として存在する。公開はされていないが、令和五年の干支である癸卯の兎が杉戸2面に描かれている。1610年代か20年代のものと思われるが、両面に白兎、黒兎など数羽が楽し気に戯れている。
昨年、光雲寺を参拝する機会があり、仏殿や方丈などにある、日頃目にすることはない貴重な文化財を楽しませていただいた。私見ではあるが、光雲寺を分かる範囲で紹介させていただこうと思っている。
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よろしければサポートお願いします。日本の伝統文化に関心を寄せています。若いころに文化圏の異なる地域の方たちとの交流で日本のことをあまりにも知らなかったことに気づかされ、それがきっかけで広く浅く学んでいます。拙いレポートですが、お目に留めていただければ幸です。