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「坐華酔月」、自然との語らいを日々のなかに

慌ただしく過ゆく日々に、先日西宮神社に立ち寄り、いつものルーティンである神池の大きな石に腰を掛けてしばし時を過ごした。部外者侵入で怪訝な動きをみせる鷺や鴨、そして主的存在のどら猫など、一斉の「何しに来た?」という声が聞こえてきた。まだまだ部外者扱いだな、と思いながらいつかは「元気にしていたか?」と言ってくれる日が来ることを祈っているが・・・

李白の言葉で、「坐華酔月」というのがある。静かに語りかける自然の声を受け止める心を大切にする、という意味のようである。が、忙しい日々のなか、なかなかそんなことは難しい。自然を巡ることを趣味にしている人からは、風の音、小鳥のさえずり、水のせせらぎ、草木の葉の擦れる音、などなど至るところで喋りかけてくるよという。その音が何かの知らせだともいう。

数年前だが、尾道を訪れたときに千光寺さんに登ったときに、多田真祥住職が尾道水道や島々を一望できる本殿からお経を唱える姿を写真におさめた。何かを語り掛けているようでもあり、何かの声に耳を傾けているようにも見えた。
天との語らいなのだろうか、こんなことが我々も日常のなかでできたらきっと嬉しいはずである。

文・写真/ 渡邉雄二

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達磨の眼【本伝統文化を世界へ】
よろしければサポートお願いします。日本の伝統文化に関心を寄せています。若いころに文化圏の異なる地域の方たちとの交流で日本のことをあまりにも知らなかったことに気づかされ、それがきっかけで広く浅く学んでいます。拙いレポートですが、お目に留めていただければ幸です。