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江戸後期の絵師 池田孤邨が描いた「五節句」の絵解きを楽しむ
季節ごとに行われる、無病息災、子孫繁栄などを願うための伝統行事である五節句は、1月7日の人日(じんじつ)の節句をはじめ、3月3日の上巳(じょうし)の節句、5月5日の端午(たんご)の節句、7月7日の七夕の節句、9月9日の重陽(ちょうよう)の節句がある。
人日の節句は、春の七草を食べて一年間病気せずに元気で過ごせるように願う日で、
若菜を摘んで新しい生命力をいただく「若菜摘み」という習慣がある。
上巳の節句は、ご存じ「桃の節句」ともいわれ、もともとは慶びや厄払いをする節句だったが、現在では女の子の健やかな成長を願い雛祭りを行う行事になっている。
端午の節句は、「菖蒲の節句」とも呼ばれ、男の子が健やかに成長することを願った行事が行われる。
七夕の節句は、裁縫や芸事などの上達を願う日である。いまでは願い事を短冊に書いて笹に吊るす行事として伝承されている。
重陽の節句は、無病息災、不老長寿を願う日であり、「菊の節句」とも呼ばれている。
これらの五節句を平安時代の貴族社会の暮らしの中で描いた「五節句図」という五幅の軸装の絵で表現されている。これらの絵を描いたのは、江戸時代に活躍した絵師 酒井抱一の弟子の池田孤邨(こそん)。江戸後期に江戸琳派を支えた一人である。
これらの絵を見て、それぞれの節句がどう表現されているかを想像し解きあかしていくのも楽しいものである。分かりやすい絵と、少々難解の絵もある。記事の中にヒントがあるので読んでチャレンジしてみてください。
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リポート&写真/ 渡邉雄二
池田孤邨の絵/ 福田美術館より
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