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自己紹介(2024年11月4日現在)

もともとガジェットの紹介としてこのnoteを始めたが,高校教師として書いていくことにしたので,当たり障りの無い自己紹介と,今課題に思っていることを記します。もしお時間あれば読んでください。


・高校理科教師(キャリア15年強)
・ずっと平教員で学年主任や探究の主任的なポジションを歴任
・学習指導要領改訂に伴い学校改革推進的なメンバーに入っていた。
・挑戦している先生や生徒が好き。
・上記見ての通り,偉そうに調子乗ってることがあるので,謙虚にならな〜とたまに反省。

教師って,背景からグダグダ語り出すことが多いので,以下課題には,自分が見えてる世界を中心にできるだけ簡潔に書いてみます。(十分グダグダ書いてしまった。すいません)


課題1→生徒指導提要改訂

 私が大事だと思うキーワードとしては,「主体性・自分ごと」です。もうあらゆる場面でそれを大切にし,ひとつひとつの「選択・自己決定」を積み重ねさせることが「思考停止」を止め,自信(自己肯定感・自己効力感)を付けていくと考えています。
 校則について,もともと自分としては,「校則があるからには守らせなアカン!」って思ってきた人間です。でも,それこそが私の「思考停止」でした。この動画のお姉さんが言うように,

その校則によって不要にマイナスな影響を受けている児童生徒がいないか
と言うことを考えねばなりません。ルールを守らせるために,強い指導,今となっては,生徒や保護者を傷つけたと反省するような言動をかつて行いましたが,教師になって3,4年ぐらいが経つ頃には,それではアカンと気づき,自校他校問わず多くの先生方から学びました。それでも,「守らせる」ことは大切だと最近まで思っていました。

 特に喫緊の課題と思うのは身だしなみ(化粧・ピアス・制服の着こなし)です。コロナの前から佛教大学の原清治先生が,便所メシや,マスクを取れない学生についておっしゃっていました。今の現場もまさにそうで,マスクが取れない,または化粧をしないと学校に行けないと言った生徒が増えています。さて,身だしなみに関する校則は必要なのでしょうか。

 女子生徒は言います,「先生,女子はね,高校まで化粧禁止って言われるのに,大学や社会人になった瞬間,化粧をするのがマナーですとなるんですよ」と。そう言われると,高校も社会人のマナーとして化粧をしましょう。の方が正しいのか。いやでも,化粧をしていない社会人がいたからといって,そこで何かを判断するのはおかしい(ルッキズム?)。はたまた,人は見た目が9割と言う人もいるので,コミュニケーションを円滑に取るには見た目も大事で・・・。

じゃあ,高校生が化粧してたら,何か不利益があるのでしょうか。
・ヤンキーにからまれる。→もう令和だから大丈夫?
・痴漢にあう→痴漢が100%悪い
・地域の人から頭悪そうに見られる→それは偏見。

生徒指導Ⅱ学校・教職員に求められる生徒指導の進め方

「社会」というのは必ずしも他人に優しくないときがあります。学校内の教員も数十人といますから,経験が異なれば考えも違うし,考えがアップデートしていないこともあります。上記の,ダブル・ループ学習というのは,有名な言葉なんでしょうか。組織としては非常に重要だと思います。

 では,子どもたちの社会はどう変化しているのか。私が思うに,instagramやショート動画で,学校外の世界が,よーーーーく見えるようになった。そして,自分の学校が唯一のコミュニティでなく,多様なコミュニティの様子を可視化してすでに知っている。そのときに,「校則やから,大人が喜ぶように従ってたらええねん」という生徒か,「校則でも,時代背景や人権にそぐわないから変えよう」という生徒か,どちらを育てたいか。いうまでもなく,後者です。

 話戻って,マイナスな影響を受けている生徒は,「いる」というのが私の認識で,何とかしないといけません。

課題2→高校の理科教育。学校でしかできない理科って何。

 中学までの理科は,けっこう見える世界を扱います。高校になると突然,見えない世界。抽象的な世界に入ります。しかもそれを定性的だけでなく,定量的に扱う。つまり数値(物理量)を扱う。これが今の高校生にとってハードル高いんですよね〜。なんせ,黙って机に向かって問題文読んで考えたり,コツコツ計算したりしてない(ちょっと極論ですけど堪忍して)。
 でも,高校理科に求めらてるのはそれだけじゃなく,探究的な学びとか,実は多岐に渡ります。私が挑戦しているのは,「いろんな感覚を刺激する」こと。五感って言ってたんですが,障がいのある方は五感揃ってないかも知れないので,いろんな感覚って言った方がいいよ,と。
 学校でしかできないこと,授業でしかできないことって何でしょうか。

 最近ハマっている大学生向け(?)の参考書を2冊紹介

 アメリカの教科書を東京工業大学の廣瀬千秋先生という方が翻訳された本で,社会や生活と連関した作りになっています。日本の教科書より有機的につながっている感じがして面白い。

 もう一つ挑戦していることは,ネイチャーゲームリーダーの資格を取りに行ってます。このリーダーは,「ネイチャーゲーム活動を通じて,身近な子どもや大人に自然を案内する人」のことです。というところまで学びました。まだ入り口に立っただけなので,これからですね。


まとめ

 とりあえず,生徒たちと対等な関係性を作り,より良い社会を共につくりたいと,本気で思ってます。こんな感じの自己紹介です。どうぞよろしくお願いします。

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