家庭(プライベート)と両立する教師。時短できる授業準備。
高校教員歴もかれこれ15年以上になりますし,科目の内容はだいたい分かっている。そして何より昨今の,個別最適化学習についても教師としては挑戦している今日この頃。高校の理科の授業ですので,ワクワクするような,いわゆるセンスオブワンダーな部分は絶対必要と考えます。
しかし,理論的な部分はとにかく教科書ベースで学んだり,演習問題を解くことでしか理解できない場合も多いです。今回は,理論的な部分の授業における,私が考える時短についてガジェットベースで紹介します。
要点は次の通りです:
教材データ活用
教科書や問題集のPDFから必要な箇所だけスクリーンショットで取り出し、スライドに追加することで効率アップ。Macのスクリーンショット機能(shift + cmd + 4)が便利です。推奨ハードウェア
MacBook Air(16GBメモリ):Chrome使用時のメモリ負荷にも耐えられ、授業準備に最適。
外部ディスプレイ:Dell S2722DCを推奨。USB-C接続が便利で、27インチQHDが見やすいサイズ。
モニターライト:教科書やノート作業のためにQuntisなどのライトを推奨。
iPad活用
手書き教材にはiPad ProとGoodNotesを使用し、手書きツールにはApple Pencilを推奨。生徒にはLoiLoNoteで配布。デジタル環境への自己投資
効率を上げるためにデジタル機器に投資する価値があるとし、WindowsとMac間でGoogleやMicrosoftのツールがシームレスに使える点も強調されています。
まず,教科書や問題集のPDFデータを使うこと。いちからスライドや演習プリントを作る必要ってあるでしょうか。(たまにはありますよ)
→教科書会社の教授資料(これは学校予算か教科予算で何とかして買ってもらいましょう。)にDVDが付属していることが多いですね。そこに色々入ってます!
紙面のPDFデータがあれば,特に使いたいところをスクリーンショットして,既存のスライドなどに追加していくのが時短です。
MacOSの場合スクショは,shift + cmd + 4 で,欲しいところだけの.pngファイルが完成します。
そのためには,①メモリ16GBのmacbook Air。②外部ディスプレイを用意します。(③おまけでモニターライト)
※以下,アフェリエイトリンクを含みます。
※ちなみに,これは家で授業準備することを仮定してます。(けっきょく学校ではゆっくり授業準備してる時間はない。邪魔が入ることもあるし,授業と部活が終わったらさっさと帰るのです。帰って飯食って子どもが寝てからやるのです。これが私のリアル。)
①メモリ16GBのMacbook Air
Classroomが導入されている場合,Google Chromeをブラウザとしてよく使いますよね。なぜか,めちゃくちゃメモリ食います。(なぜかは知りません)しかし,16GBあればOKです。
※2024年10月末にM4チップのmacbook Proが発売されましたが,そのタイミングでM3チップのmacbook Airも最低メモリ構成が16GBにアップしました。8GBの時と値段が同じ(らしい)ので,今が買いです。ちなみに私はM3 macbook Airが発売された時にメモリを16GBにして買ったので10コアGPUです。M1 macbook Air 8GBを使っていた時も快適でしたが,さらに早くて超快適です。
※内部ストレージSSDは256GBにしておいて,外付けを1TBぐらい買うほうがいいです。(↓2年前に買った時より値上がりしてる気がする・・・。辛っ。)
②外部ディスプレイ
教材作りの効率爆上がりなので,必ず用意してください。Macbook Airに合うのは,Dell S2722DC 27インチ モニター (/QHD/IPS非光沢/USB Type-C)です。Type-Cケーブル一本で接続可能です。(ケーブルも同封されていてすぐに使える!)
ちなみに,4Kと迷う方がいらっしゃると思いますが,27インチ4Kにすると細かくなりすぎて不要です。(動画作成で動画編集ガンガンされる人は細かい表示が良いらしい。)4Kより安いQHDが良いと思います。
あとは,ワークスペースを並べるMagnetと,スクショのファイルを一時的に置いておくYoinkはそれぞれ数百円買い切りなので課金してしまいましょう。
モニターアームもあれば机が広いです。エルゴトロンってやつが王道らしいですが,高い・・・。
③モニターライト
おまけで,やはり手元にノートとか教科書・参考書を置いて授業準備するので,モニターライトも必要です。27インチなので,もっと横に長いの付けれますが,これで十分です。メーカーはBenQのが有名かもですが,高いのでQuntisで十分。
以上3つがあれば,ほんとに時間が節約できます。もしさらに時短アイテムあればご紹介ください!
あとは,演習問題の答えですが,付属のものでは味気ないので,自分の手書き教材を付ける場合も多いです。そこは,自分の場合,iPad pro + goodnoteです。(ロイロノートで生徒には配布しますが,ロイロ上に手書きはしません。goodnoteの方が自由に描写が作れます。)
iPad proでなく,iPad airや無印iPadも全く問題ないですが,自分は,無印→air→proと,結局Apple沼にハマってしまいました。フルラミネーションディスプレイ+ProMotionテクノロジー(120Hzのディスプレイ)。(最近のapple pencil proは不要でしょう・・・。と思うのであえて,ひと世代前のM2 iPad proをリンクしておきます。)
Pencilも結局純正に行き着いてしまった・・・。しかし,サードパーティ製でも全然大丈夫使えますし,今でも使ってます。
総じて,基本的には時間もお金も節約したいのですが,教育現場もデジタル環境が進んでますのでこっちもそれに合わせて自己投資の必要があります。(というのは課金する言い訳で,ただのガジェット好き。こんなページをご覧になる皆さんも同じでしょ!?笑)
あとは最後に,WindowsとMacの互換性ですが,
・Googleのドキュメント・スライド・スプレッドシート
・MicrosoftのWORD・EXCEL・POWERPOINT・OneDrive
全て問題ありません。最近はほんまにシームレスになってすごいですね。