KH Coderで意匠マップを書いてみる
前回特許マップを書いてみましたが、同様の手法で意匠のマップも書けますのでトライしてみました。
ここでも、掃除機に関するマップを作成することで、進めたいと思います。
まず、JPlatPatから、意匠情報をCSVファイルでダウンロードします。
検索条件は、
・出願人:パナソニック、ダイソン、アイロボット
・出願日:2015年1月1日以降
・日本意匠分類:掃除機関係を適当に
ということで検索しました。ヒット件数は184件となりました。
データの前加工とKH Coderでの処理は、前回の特許マップと同様です。
KH Coderに読み込むデータは以下の通りです(一部)。
出力したマップは、以下のようになります。
まず、(出願人)×(出願日)ですが、以下のようになります。
この表の見方ですが、割合(シェア)の変化となります。
例えば2015年は、意匠出願は3社ほぼ同数(各33%、合計100%)となります。2016年、2017年は、ダイソンが出願を増やして、70~80%程度となり、2019年はパナソニックが出願を頑張って70%弱のシェアとなります。
出願件数の絶対値のグラフではありませんので、役に立つのかどうかわかりませんが、シェアがわかれば、競合との比較には使えると思います。
つぎに、(出願人)×(意匠分類)ですが以下のようになります。
アイロボットはC3-4190に特徴があり、ダイソンはC3-4191、4193に特徴があり、パナソニックはC3-521に特徴があることがわかります。
ということで、次回は商標マップにチャレンジします。