[Valorant]プレッシャーという概念について話す

 プレッシャーについて意識しながらプレイしている人はほとんどいないと思います。無意識にやっている人が多いですが、理解を深めれば一歩進んだプレイングができます。

1.概要

 プレッシャーをかけるというのは、敵にハイリターンの行動を見せることで、その行動に対して対策を取らなければならないという状態にさせるということです。プレッシャーをかける目的というのは、敵に対策をさせることです。来るかわからないけど対策しなければいけないという状態にすることで、対策が意味を成さなかったときにアドバンテージを取ることができます。

2.例

 プレッシャーをかけられるものというのは、ラウンドの勝敗に直結するような行動となります。例えばオペレーターや裏取りやフラッシュといったものです。裏取りを例に出してみましょう。

 裏取りはハマるとラウンドの勝敗にかかわってくるので絶対に対策する必要があります。しかし裏を見るとサイト内へのカバーが難しくなるので、裏取りのケアをするとその分本命の戦術が失敗する可能性が高まってしまいます。なので多くの人は裏に来ないと思ったら裏警戒を外して味方のカバーをするという行動をとります。その対策として、毎回裏取りをすることで裏警戒を外させないようにします。こうなると、裏取りをしなかった場合に有利を取ることができます。これが基本的な考え方です。

 もう一つ例を出してみます。防衛時のオペレーターは撃ち合い最強なので非常に大きいプレッシャーをかけられます。そうなるとオペレーター警戒のためにジャンプピークやドローン系のスキルを使って対策する必要が出てきますが、このようなスキルを使うと攻めが遅れるので本命のサイトの情報を早めに取りやすくなります。

 こういったプレッシャーを一切かけずに行動すると、敵の行動を制限できなくなるためにそれ自体が逆にプレッシャーとなります。

3.安全にプレッシャーをかける

 このような行動はプレッシャーをかけられる反面、対策されていた時のリスクがあります。要するにハイリスクハイリターンなわけです。これにより、対策の対策まで考える必要が出てきます。

 例えばオペレーター対策としてはドローンやリーアが主流ですが、それらを味方に代わりに破壊してもらうことで本命のオペレーターを通しやすくします。

 裏取りする際、詰め待ちされていると死にやすくなるのでリコンやドローンを貰うことでリスクを潰し、安全にプレッシャーをかけることができます。裏取りは普通音を消して行うものですが、プレッシャーを与えるだけなら音を出しても問題はありません。

4.終わりに

 プレッシャーをかけることで敵の行動を制限し、強力なムーブをあらかじめ潰すことができます。このnoteはごくごく一部の例しか書いていませんので、活用したいと思った人は自分で見つけてみてください。対策の対策までできていればかなり楽に勝てるようになると思います。

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